山口町の地域フォーラムで「風土記」発信2009年09月27日

 午前中、山口センターのホールで「今の山口、これからの山口」をテーマに地域フォーラムが開催された。私も報告者の一人として参加した。
 地域最大のホールを100名余りの聴衆が席を埋めた。9時半定刻にオープニング出し物の地元女子高校生7人による「山口太鼓」が轟いた。主催者の山口中学PTA会長の開会挨拶、西宮市副市長の来賓挨拶があり、フォーラムがスタートする。
 フォーラムの趣旨は、山口で現在起っている四つの大きな変化についてそれぞれの当事者から報告してもらい、加えて情報共有化が進んでいない中で地域情報発信の二つの試みを報告してもらおうというものである。この初めての試みを通して、地域住民や子どもたちの保護者に「山口の今とこれからの山口」についての問題提起を行い、地域活性化のアクションを促すという野心的な企画である。
 最初に4月に開設したばかりの「山口センターの活用」の在り方について徳風会理事長からの報告があった。地域の文化、福祉、防災、保健、交流、情報発信などの多面的な機能をになうセンターの活用状況が市長マニュフェストを資料に報告され今後の課題が提案された。
 山口中学の進路担当の先生からは、西宮学区の高校入試改革に伴い激変した今年度の進学状況の内容が報告された。総合選抜から複数志願選抜への転換が山口中学の卒業生たちに多様な選択肢をもたらしたようだ。さくらやまなみバスの開通という新たな通学手段がこれを後押ししている現状も理解できた。
 4月に開通した「さくらやまなみバスの利用状況と今後の見通し」についても利用促進協議会の代表者から報告があった。開通後5ヶ月を経て1日平均260名ほどの乗車数で、収支に見合うには尚利用促進の努力が必要ということだった。
 前半の最後は、廃校が決まった船坂小学校の経過と今後について船坂自治会長からの報告だった。136年の歴史をもつ船坂小学校の廃校決定までの苦渋に満ちた背景や経過が語られ、山口小学校への転校と通学に伴う行政への要望が訴えられた。
 10分間の休憩の後、後半の報告になった。今、船坂が元気だ。新旧住民が連携して様々なイベントが行なわれている。その最初の仕掛けが「船坂新聞」の発行だったと思われる。「船坂新聞から『アートinふなさか』へ」をテーマに船坂新聞編集長からの報告があった。船坂新聞発行の経過や現状、この秋開催の「西宮船坂ビエンナーレ2009」の案内などが語られた。
 最後の出番が私だった。民生委員の同僚でこのフォーラムのプロデューサーでもある知人からの依頼だった。私のライフワークでもある地域紹介サイト「にしのみや山口風土記」について山口からのインターネット発信の事例として報告してもらいたいとのことだった。願ってもない依頼だった。サイト立上げの趣旨やサイト内容の駆け足の紹介の後、「山口を知ることが山口を愛し育てる出発点。風土記は知るための教材。新興住宅街と旧来の街の新旧住民がふるさと山口を共通のキーワードに交流・連携することが活性化の大きなパワーとなるのではないか」と結んだ。
http://www.asahi-net.or.jp/~lu1a-hdk/yamaguti-hudoki.htm
 最後に、山口在住の武庫川女子大学名誉教授による「まとめ」と閉会挨拶があり、12時過ぎにフォーラムが終了した。
 私にとっては、「風土記」を教材とした地元小学校での授業以来、二度目のより広範な対象者に向けての発信の機会だった。フォーラム終了後、講師の方々と名刺交換をし地域交流の輪を広げた。参加されていた「西宮流」記者さんからも山口来訪者向けのサイトアップの宿題も頂いた。ライフワーク「風土記」執筆に向けてのモチベーションがステップアップした実りのあるフォーラムだった。