藤沢周平著「漆黒の霧の中で」 ― 2018年11月15日
藤沢周平の3部作「彫師伊之助捕物覚え」の読み残した最後の作品「漆黒の霧の中で」を再読した。3部作の2作目であるが他の作品ほどには惹かれるものが少なかった印象だった。
ただ主人公の元凄腕の岡っ引で今は版木彫り職人の伊之助を巧みに捕物に引き込んでいく同心・石塚との掛け合いや、石塚の配下の岡っ引・多三郎とその下っ引たちとの絡み合いといった人間模様が他のいきいきと描かれて印象的だった。
ただ主人公の元凄腕の岡っ引で今は版木彫り職人の伊之助を巧みに捕物に引き込んでいく同心・石塚との掛け合いや、石塚の配下の岡っ引・多三郎とその下っ引たちとの絡み合いといった人間模様が他のいきいきと描かれて印象的だった。

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