市の第1回地域福祉計画策定委員会2009年05月25日

 市の第1回地域福祉計画策定委員会の日だ。下山口バス停から7時56分発のさくらやまなみバスに乗車した。初めて乗車する金仙寺系統のバスだった。
 先日ある会合で市の南北を結ぶこの開通したばかりの路線の維持が話題になったばかりだ。自ずと乗客数が気になっていた。通学時間帯である。既に座席の半分以上を占めていた高校生たちが山口センター、金仙寺口、金仙寺のバス停ごとに膨れ上がり、船坂橋を発車した時は満員の乗客となって盤滝トンネルに向っていた。
 バスはJR西宮駅に9時前に到着した。会議までに1時間以上ある。駅前のマックで時間を潰すため市役所前バス停をひとつ乗り過ごした。本数の少なさは如何ともしがたい。
 9時50分頃に会場の市役所8階会議室に着いた。既に多くの委員と市役所側関係者が揃っている。私の向いの席の障害者団体代表の年配の女性の前には盲導犬が四肢を曲げて座っている。会議が始まると同時に何度か寝返りを打ちながら本格的な眠りに入った。会議終了とともにすっくとお座りの姿勢に戻る。行き届いた訓練の成果を目の当たりにした。
 会議が始まった。健康福祉局長の挨拶、出席委員の自己紹介、委員長選出と委員長による副委員長指名と続き、議事に入る。事務局からの「計画策定について」「市の状況と福祉の動向」の資料説明がある。11時過ぎから本格的な議論の場になった。隣りの公募委員の年配の男性が口火を切った。地域支援ネットワークが話題になる。高齢者の総合相談窓口として設置された地域包括支援センターを地域で支えるためのネットワークの構築をどう進めるかがテーマである。続いて同じテーマについて私からも意見を述べた。「地域支援ネットワークづくりを新たな取組みと考えるのでなく、民生委員の高齢者実態調査や安心ネットワーク等の稼動している既存の取組みとの統合として捉えてはどうか」「高齢者情報の吸収が個人情報保護の壁で萎縮しがちである。これをどう乗り越えるか」「高齢者ほどメール等のIT情報の受発信のニーズが大きいが操作スキルがない。情報ボランティア等の支援体制を勧めるべき」と言った点を提案した。以降、数名の委員たちから発言があり、12時の閉会時間を数分オーバーしてようやく終了した。
 第1回目の会議にしては活発な議論の場であったと思う。少なくともお役所主導のセレモニーでないことは確かなようだ。次回以降に向けて事前に発言内容を整理し、地域ボランティアの経験を通じての想いをぶつけようと思う。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック