阿蘇・熊本紀行Ⅱ ― 2008年10月05日

目が覚めたのは7時15分だった。7時を越えて目覚めたのは何年ぶりだろうか。昨夜の心地よい酔いが快眠を招いたのだろう。開けたカーテンの向うはどんよりした曇り空だった。今日の大自然観光はあまり期待できそうもない。
朝食会場に向う。和洋別々のビュッフェ形式だ。迷わず和食を選ぶ。ゴルフコースを望む窓際で好きなおかずを集めたプレートを平らげる。出発までの1時間を 昨日のブログ原稿をザウルスのワード入力でつぶす。
二日目は観光組とゴルフ組にほぼ半数ずつに分かれた。9時出発の阿蘇山観光のバスに乗り込んだ。阿蘇山というのは俗称のようだ。正式には阿蘇五岳というらしい。根子岳、高岳、中岳、烏帽子岳、杵島岳の5つの山の総称を阿蘇山と呼んでいる。その最高峰は高岳の1,592mで、「ひごのくに(肥後国)」の語呂合わせで覚えられるとガイドさんの案内がある。40分ほどで最初の目的地である草千里に着いた。バスを降りると広大な草原が広がっている。小雨模様の中をバス備え付けのビニール傘の一団が草原の一角の雨水が溜まった湖沼に向う。私はひとり外れて右手の丘陵から湖沼を望むことにした。丘陵の上から湖沼のほとりの仲間たちの話し声が、澄み切った大自然の空気を通して驚くほど身近に聞こえる。思わず声をかけ手を振った。自然が年齢を忘れさせ無邪気な童心を連れてくる。草原の道路脇に乗馬クラブがあった。10数頭の太目のがっしりした馬たちが繋がれている。
バスは1時間ばかり北東に向って進む。県境を越え大分県に入ってまもなく昼食会場についた。三愛レストハウスと看板のあるいかにも観光施設とおぼしき建物だ。1階の土産物売場を抜けて2階の団体専用席に案内される。釜飯付きの郷土素材の松花堂弁当だった。この頃から雨脚が一段と激しくなる。レストハウス備付けのパンフレットを見るとここから車で15分ばかりの所に、今脚光を浴びているアノ「黒川温泉」がある。ヘ~ッそんな近くにまで来たんだ。昼食後30分ほど先の「くじゅう花公園」に到着。小雨模様の公園の花巡り散策である。真っ赤なサルビア、三分咲きのコスモス、辛うじてそれとわかる紫のラネンダー等の花絵巻が次々に繰り広がる。一巡し入場ゲート近くに帰ると、バスガイドさんお勧めのジェラートショップが待ち受けていた。全員それぞれに好みのジェラートを求めてしばしの休憩。季節限定のマロン・ジェラートの甘味を抑えた爽やかテイストを愉しんだ。
ここからもと来た道を引き返しゴルフ組と合流するためホテルに向う。途中、阿蘇五岳を望める絶景のビューポイントである大観峰展望台に立ち寄った。雨も止んだ展望所からは眼下に外輪山が取り巻く阿蘇平野の見事な矩形に整備された広大な稲田が広がっている。息を呑むような美しさにしばし見とれてしまう。そこから5分ばかり歩いて展望台に向う。近づくにつれ一気に霧がかかってきた。あっという間だった。展望台では一切の遠望が霧に包まれ、「大観峰」の石碑をむなしく眺めるばかりだ。バスに戻ると同行者たちはとっくに展望台行を断念し、無謀なd仲間の身を案じていたという。
ホテルには予定より1時間ほど早く到着した。プレイ直後のゴルフ組は、まだ入浴中の時間である。観光組はホテルラウンジで旅の余韻を話し合いながら寛いだ。予定の16時に全メンバーを乗せたバスが出発し、17時35分発のANA伊丹行きが熊本空港を離陸した。
朝食会場に向う。和洋別々のビュッフェ形式だ。迷わず和食を選ぶ。ゴルフコースを望む窓際で好きなおかずを集めたプレートを平らげる。出発までの1時間を 昨日のブログ原稿をザウルスのワード入力でつぶす。
二日目は観光組とゴルフ組にほぼ半数ずつに分かれた。9時出発の阿蘇山観光のバスに乗り込んだ。阿蘇山というのは俗称のようだ。正式には阿蘇五岳というらしい。根子岳、高岳、中岳、烏帽子岳、杵島岳の5つの山の総称を阿蘇山と呼んでいる。その最高峰は高岳の1,592mで、「ひごのくに(肥後国)」の語呂合わせで覚えられるとガイドさんの案内がある。40分ほどで最初の目的地である草千里に着いた。バスを降りると広大な草原が広がっている。小雨模様の中をバス備え付けのビニール傘の一団が草原の一角の雨水が溜まった湖沼に向う。私はひとり外れて右手の丘陵から湖沼を望むことにした。丘陵の上から湖沼のほとりの仲間たちの話し声が、澄み切った大自然の空気を通して驚くほど身近に聞こえる。思わず声をかけ手を振った。自然が年齢を忘れさせ無邪気な童心を連れてくる。草原の道路脇に乗馬クラブがあった。10数頭の太目のがっしりした馬たちが繋がれている。
バスは1時間ばかり北東に向って進む。県境を越え大分県に入ってまもなく昼食会場についた。三愛レストハウスと看板のあるいかにも観光施設とおぼしき建物だ。1階の土産物売場を抜けて2階の団体専用席に案内される。釜飯付きの郷土素材の松花堂弁当だった。この頃から雨脚が一段と激しくなる。レストハウス備付けのパンフレットを見るとここから車で15分ばかりの所に、今脚光を浴びているアノ「黒川温泉」がある。ヘ~ッそんな近くにまで来たんだ。昼食後30分ほど先の「くじゅう花公園」に到着。小雨模様の公園の花巡り散策である。真っ赤なサルビア、三分咲きのコスモス、辛うじてそれとわかる紫のラネンダー等の花絵巻が次々に繰り広がる。一巡し入場ゲート近くに帰ると、バスガイドさんお勧めのジェラートショップが待ち受けていた。全員それぞれに好みのジェラートを求めてしばしの休憩。季節限定のマロン・ジェラートの甘味を抑えた爽やかテイストを愉しんだ。
ここからもと来た道を引き返しゴルフ組と合流するためホテルに向う。途中、阿蘇五岳を望める絶景のビューポイントである大観峰展望台に立ち寄った。雨も止んだ展望所からは眼下に外輪山が取り巻く阿蘇平野の見事な矩形に整備された広大な稲田が広がっている。息を呑むような美しさにしばし見とれてしまう。そこから5分ばかり歩いて展望台に向う。近づくにつれ一気に霧がかかってきた。あっという間だった。展望台では一切の遠望が霧に包まれ、「大観峰」の石碑をむなしく眺めるばかりだ。バスに戻ると同行者たちはとっくに展望台行を断念し、無謀なd仲間の身を案じていたという。
ホテルには予定より1時間ほど早く到着した。プレイ直後のゴルフ組は、まだ入浴中の時間である。観光組はホテルラウンジで旅の余韻を話し合いながら寛いだ。予定の16時に全メンバーを乗せたバスが出発し、17時35分発のANA伊丹行きが熊本空港を離陸した。
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