明徳寺の夜泣き地蔵 ― 2010年08月23日

昼前に旧地区の知人から電話があった。上山口で郷土史の資料収集をされている方だ。私の「山口風土記探訪講座」にも欠かさず受講して頂いている。
「明日の地蔵盆に備えて明徳寺境内の”才の神地蔵”さんのお祀りの準備をしたところだ。今ならお地蔵さんのご本尊をゆっくり拝見できますよ」ということだった。「1時に伺いたい」と応じると、「それじゃあ私もその頃に行ってます」とのこと。才の神地蔵は市発行の「西宮歴史散歩・案内マップ」では「夜泣き地蔵」として紹介されている。
”才の神地蔵”をネットで調べてみた。 『「才の神」とは道祖神の別名で、村の守り神あるいは交通安全の神として信仰され、地蔵信仰と習合している』という記事を見つけた。夜泣き地蔵という民話の対象としか思っていなかったお地蔵さんの本来の建立意図を知らされたような気がした。
1時に知人と明徳寺境内で合流し、お地蔵さんの社の扉を開けて頂いた。意外にも二体の座像と一体の立像の三体ものお地蔵さんが立派な祠の中に安置されていた。お地蔵さんの社の前に水の涸れた小さな池がある。その周りに十数基もの五輪塔らしき石塔が置かれていた。知人の話では「かってこの池に埋まっていたものらしく、それ以前にはあちこちにあったものをここに集めたものではないかと思われる。何の資料もなく詳しいことはわからない」とのことだ。
暑い中を持参して頂いた手持ち資料と冷たいお茶で懇談させて頂いた。地元の資料や伝承を元気なうちに整理し後世に残しておきたいという想いが伝えられる。山口風土記を通じてこの街の歴史や伝統を伝えたいという私の想いと重なっている。今後の情報交換を約束してお別れした。
「明日の地蔵盆に備えて明徳寺境内の”才の神地蔵”さんのお祀りの準備をしたところだ。今ならお地蔵さんのご本尊をゆっくり拝見できますよ」ということだった。「1時に伺いたい」と応じると、「それじゃあ私もその頃に行ってます」とのこと。才の神地蔵は市発行の「西宮歴史散歩・案内マップ」では「夜泣き地蔵」として紹介されている。
”才の神地蔵”をネットで調べてみた。 『「才の神」とは道祖神の別名で、村の守り神あるいは交通安全の神として信仰され、地蔵信仰と習合している』という記事を見つけた。夜泣き地蔵という民話の対象としか思っていなかったお地蔵さんの本来の建立意図を知らされたような気がした。
1時に知人と明徳寺境内で合流し、お地蔵さんの社の扉を開けて頂いた。意外にも二体の座像と一体の立像の三体ものお地蔵さんが立派な祠の中に安置されていた。お地蔵さんの社の前に水の涸れた小さな池がある。その周りに十数基もの五輪塔らしき石塔が置かれていた。知人の話では「かってこの池に埋まっていたものらしく、それ以前にはあちこちにあったものをここに集めたものではないかと思われる。何の資料もなく詳しいことはわからない」とのことだ。
暑い中を持参して頂いた手持ち資料と冷たいお茶で懇談させて頂いた。地元の資料や伝承を元気なうちに整理し後世に残しておきたいという想いが伝えられる。山口風土記を通じてこの街の歴史や伝統を伝えたいという私の想いと重なっている。今後の情報交換を約束してお別れした。
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