『市民が書く市民の歴史』---歴史調査団の感想--- ― 2012年02月20日
先日の歴史調査団の最後の定例会で、事務局から1年間の活動を振り返っての感想文の提出を求められた。歴史調査団という文化財調査ボランティアに参加して自分なりにそのまとめをしておくいい機会だと思った。以下、その感想文である。
歴史調査団というボランティアがあることを、市のポータルサイト「西宮流」が運営するブログで知った。個人的にHP「にしのみや山口風土記」をリタイヤ後のライフワークにしている。地域の文化財調査はこのライフワークとの関わりが深く有意義だと思った。そんな動機で1年前に「歴史調査団・活動報告会&会員登録会」に参加した。東日本大震災の翌日の3月12日だった。
月1回の定例会での石造物などの調査手順や写真の撮り方、拓本の取り方などの実習は、調査活動を行う上で有意義だった。資料館スタッフによる講座「西宮の歴史」も西宮の通史を学ぶいい機会だった。
北部地区からの初めての歴史団参加だったようだ。石造物班に所属して名来神社と公智神社の石造物の悉皆調査を担当した。特に、公智神社裏山にある卵塔場の14基の石造物を調査できたことは、実態が知られていなかっただけに印象深い取組みだった。ひとつひとつの石造物の所在、位置、形状、規模、銘文を記録する作業だった。この記録がデータベース化されることで市内の文化財の基礎的な情報が把握できる。それは1年前にスタッフ・リーダー合田さんの次のような言葉の意味だと思った。「調査団が目指すものは『市民が書く市民の歴史』である。対象物の悉皆調査を通じて歴史が浮かび上がる。それこそが市民が書く歴史の成果だ」。
歴史調査団というボランティアがあることを、市のポータルサイト「西宮流」が運営するブログで知った。個人的にHP「にしのみや山口風土記」をリタイヤ後のライフワークにしている。地域の文化財調査はこのライフワークとの関わりが深く有意義だと思った。そんな動機で1年前に「歴史調査団・活動報告会&会員登録会」に参加した。東日本大震災の翌日の3月12日だった。
月1回の定例会での石造物などの調査手順や写真の撮り方、拓本の取り方などの実習は、調査活動を行う上で有意義だった。資料館スタッフによる講座「西宮の歴史」も西宮の通史を学ぶいい機会だった。
北部地区からの初めての歴史団参加だったようだ。石造物班に所属して名来神社と公智神社の石造物の悉皆調査を担当した。特に、公智神社裏山にある卵塔場の14基の石造物を調査できたことは、実態が知られていなかっただけに印象深い取組みだった。ひとつひとつの石造物の所在、位置、形状、規模、銘文を記録する作業だった。この記録がデータベース化されることで市内の文化財の基礎的な情報が把握できる。それは1年前にスタッフ・リーダー合田さんの次のような言葉の意味だと思った。「調査団が目指すものは『市民が書く市民の歴史』である。対象物の悉皆調査を通じて歴史が浮かび上がる。それこそが市民が書く歴史の成果だ」。
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