公民館講座「隣町風土記・有馬」の執筆2016年09月05日

 今年も山口公民館講座「山口風土記探訪講座」を開催する。今年のテーマは「隣町風土記・有馬」で10月1日に室内学習「古湯が育んだ歴史の町」を、11月10日に有馬散策「歴史と史跡を訪ねる」を開講する。2010年に開講して以来15回目を数える講座である。
 室内講座はプロジェクターを使ったプレゼン形式である。パワーポイントの30数枚のスライドシーツにコンテンツの画像や記事を入力する。先月から本格的に執筆にかかり8割方完了した。「プロフィール」「有馬の自然」「温泉と泉源」「歴史探訪」「神社&仏閣」「有馬温泉と山口」「伝えたいこと」が内容である。
 執筆しながら有馬という町の成立ちを思った。これまで山口、名塩、道場という町の風土記を執筆した 。自然や地形が町の歴史、風土、気質、文化に大きな影響を及ぼしていることを学んだ。そして有馬は有馬温泉という日本最古の温泉という自然がつくりあげた典型的な町である。最古の温泉が近隣のどの町よりも古い歴史を作り、あまたの歴史上の人物や数えきれない湯池客を招き入れ、その受け皿となる温泉街と宿泊施設を造り、加えて狭隘な土地に余りある多くの神社仏閣を建造し、幾多の街道の到達地点となった。その原点はまぎれもなく最古の良質な温泉である。

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