にこにこ丸山カフェ、一周年記念の盛況2019年12月22日

 山口地区の認知症カフェ・にこにこマルヤマカフェが一周年を迎えた。その記念すべきカフェを訪ねた。予想外の来場者の熱気に包まれた。最終的に一般参加者27名、ボランティア12名、専門職10名の49名もの参加者という大盛況のカフェだった。
 認知症当事者とその家族の常連さんだけでなく初めての顔ぶれも多い。福祉ネット顧問の初めての来訪姿があった。地区社協役員の女性二人の初参加もあった。口コミで関心を持って参加された初めてみる地域住民の方もある。1年を経て丸山カフェは着実に広がり、定着している。
 テーブルにはいつにない華やかな装飾が潤いを添えている。ボランティアスタッフの女性陣の手づくりアクセサリーである。丸山カフェの強みである毎回工夫を凝らした会場演出を支えているのはこの女性陣の賜物である。施設専門職の支援も定着した。今回はセントポーリアの音楽療法士3名のクリスマスイベント用の演奏だった。クリスマスソングを中心に前半20分と最後の20分の大いに会場を湧かせた演奏だった。合間には6名の会場参加者の飛び入りのハンドベルも加わった。
 丸山カフェの特筆事項は山口の新旧両地区の枠を超えたオール山口の取組みという点である。ボランティアスタッフも新旧両地区が相半ばする。その効果もあって通常は参加の少ない旧地区からの利用者も多い。北部地区唯一の認知症カフェが山口全体の認知症取組みの拠点としての役割を担っている。