満開のさくらスポット2021年04月01日

 4月に入って好天に恵まれた朝だった。今朝のウォーキングは”さくらスポットを”を巡ることをテーマに出かけた。
 最初に訪ねたのは西川沿いに南北に細長い下山口公園である。西川の川面に向かって枝を伸ばした桜並木のピンクの装いが朝日に照らされてあでやかに咲き誇っていた。
 176号線に戻り新明治橋袂から有馬川緑道に入った。明治橋袂までの200mほどの遊歩道にさくらの古木が10本ばかり散在している。下山口会館近くに1本の古木が横長に長い枝を広げて立っている。個人的には山口随一の豪華絢爛のさくらではないかと思っている銘木である。通り過ぎる時に頭が枝に触れそうなほどに垂れこめた枝ぶりである。
 平成橋袂を過ぎた先にも豪華なさくらの古木が有馬川と緑道を遮るように立っている。満開の花弁を付けて左右上下に大きな枝ぶりを広げたその迫力ある装いに圧倒された。
 万代橋の袂までの有馬川沿いの緑道も有数のさくらスポットである。万代橋の中ほどの位置から川面に枝を伸ばしたさくら並木の帯をスマホで切り取った。
 二日後に予定されていた”さくらウォーク”もコロナのクラスター発生で中止を余儀なくされた。開催されておれば満開のさくら並木を大勢のひとが埋めたに違いない。

武庫川さくら回廊の散策2021年04月02日

 家内と一緒に金曜日限定で三田のJAで売ってるもともち食パンを買いに出かけることになった。すぐそばには”武庫川さくら回廊”がありお花見にも絶好の時期だった。
 9時販売の食パンはすぐに売り切れになりそうなので早目に出かけるつもりが結局着いたのは15分過ぎだった。ところが売ってるはずの場所に販売はしていない。従業員に聞くと第三期曜日限定とのこと。空振りだった。昼食を当てにしていたので店内の他の調理パンや巻き寿司を調達した。
 JAの駐車場に車を置いてさくら回廊に足を伸ばした。JA近くの御殿橋の袂の西側の提を南に辿った。二級河川・武庫川の広い川面の両岸の提を数えきれないほどのさくら並木が咲き誇っていた。平日9時半ごろの提の花見客はまばらだった。途中からピンクのぼんぼりの列が続いている。夜間の花見客向けのライトアップなのだろう。郷の音ホールを過ぎたところで折り返した。
 10時前には駐車場を出発して帰路についた。30分ばかりのつかの間のお花見を愉しんだ。

地区社協相談役からの耳寄り情報2021年04月03日

 今月下旬の地区社協総会では、2年任期の役員の中間年だが多少の異動もある。その内のおひとりは、地区社協の創業期からのおひとりで長く副会長を担って頂いた女性である。3年前から相談役をお願いしていたが、今期でその役割も辞任されるという意向が伝えられた。正式に辞任の意向を受け止め25年という長きにわたるご苦労に感謝するため住宅街のカフェで懇談の機会を頂いた。
 1年前にご主人を自宅で看取られた。ご主人の看取りを支えた医療チームのことをお聞きした。医師、看護師、介護士、理学療法士、薬剤師等がチームを組んで24時間体制で手厚い在宅医療をカバーしてもらえたとのこと。ご主人の安らかな在宅看取りができて本当に良かったという感想だった。
 その医療チームを派遣している医療法人のこともお聞きした。東日本と西日本に各3ケ所クリニックを擁した医療法人である。西日本の一つが西宮市内の南部にあるが、北部へも派遣も問題ないようだ。
 我が町にもお二人の在宅医、三か所の訪問間ステーション、認知症グループホームがあり、地域包括ケアの環境が徐々に整ってきた。これに在宅医療を目的とした新たな在宅ケア派遣の医療チームという選択肢の情報を得た。

さくらと小鳥と大ケヤキ2021年04月04日

 今朝の散歩道の風景である。住宅街を縁どるさくら並木の根元の舗装路をピンクの花弁がベールをかけていた。さくらが散りそめの時期を迎えていた。有馬川緑道の下山口会館近くのさくらの古木はまだ散り初めの気配はなく咲き誇る枝ぶりを見せていた。
 間近に小鳥の鳴き声を耳にして思わずすぐ横のさくらの樹に目を凝らした。枝間に止まった野鳥がしきりとさえずっていた。1mも離れていない。名も知らぬ小鳥は飛び立つ気配もなく鳴き続けている。これはもうスマホにおさめるほかない。
 176号線76号線沿いに戻ってきた。郵便局横の大ケヤキの雄大な姿を目にした。ついこの間まで枝ばかりが浮き出た寒々とした姿だったが、いつのまにか若々しい青葉を装っている。

ウイズ・コロナ時代の行動指針2021年04月05日

 コロナ収束が見通せないばかりか第4波の到来である。ここに至ってもはやアフター・コロナはあきらめるしかないと思える。
 グローバル経済が定着した今、ウイルスはどこで発生しようと瞬く間に地球を覆ってしまう。加えて相次ぐ変異株の発生はワクチンの効力を削いでしまいウイルス蔓延を常態化しかねない。更に地球温暖化による氷河の凍解が眠っていた太古のウイルスを目覚めさせる。ウイズ・コロナ時代の到来を覚悟するほかない。
 ウイズ・コロナ時代を想定した活動や生活が迫られる。すでに幾つかのキーワードが浮かび上がっている。
 ひとつは「デジタル化の加速」である。”接触”を避ける手段としてのオンライン化が急速に普及している。テレワーク、オンライン教育、ネットショッピング、キャッシュレス決済、オンライン診療等々。身近な生活の場が様変わりしていくだろう。
 「『蜜』から『散』」という流れもある。「集中から分散」といってもいい。テレワークの普及もあって都市の一極集中から多極化、地方分散化という流れが出てきた。行き過ぎたグローバリズムに対するローカリズムへの回帰という背景もありそうだ。日常生活ではソーシャルディスタンスの留意が求められる。
 「『集』から『訪』」という行動様式の変化もある。ユーザーや顧客が特定の場所に集まる流れから、提供者がユーザー宅を訪問したり配達したりする流れへの変化である。物販の店舗販売から通販・宅配への変化や、飲食の店舗での会食からテイクアウトへの変化である。外来中心のクリニックにも訪問診療やオンライン診療が増えてきた。
 地区社協活動等の地域活動もこうしたウイズ・コロナ時代の活動指針を念頭に置いた対応が求められる。グループラインによる情報共有やオンラインミーティングの導入に着手し、デジタル化の加速に対応している。会議でのソーシャルディスタンスを実施している。3年前に集客型イベントの敬老のつどいを敬老お祝訪問というよりそい型訪問活動に見直したのもこうした流れの先取りだったと言える。

障がい者グループホーム展開という事業モデル2021年04月06日

 民生委員の知人から建物賃貸事業最大手企業の営業マンとの懇談を打診された。単なる賃貸事業に関する懇談でなく障がい者グループホーム等の福祉に関わる住生活の情報交換という趣旨でもあった。住宅街の高齢化の進行に伴い転居を検討する高齢者も増えていることもあり、情報の一つとしてインプットしておくのも必要かと思い応じることにした。
 住宅街のカフェで30代の営業マンと1時間ばかり懇談した。話題の中心はその企業が提携している障がい者グループホームの事業だった。障がい者グループホームを全国で100ケ所近く展開している企業があるという情報に驚かされた。私が評議員をしている障がい者の社会福祉法人でも障害のある我が子のグループホーム入居を願う保護者の切実な思いをしばしば耳する。その法人でもグループホーム建設の計画があるが人材確保が難しく中断している。障がい者の親たちの高齢化が進み、”親亡き後”の心配は深刻である。
 全国でも圧倒的にグループホームが不足しているようだ。先の企業はそうしたニーズに応えて多数の施設を開設し展開している。それを可能にする事業モデルを確立しているのだろう。社会福祉法人にない民間事業者の強みを発揮していると思われる。
 戸建て住宅の住宅街の「空き家問題」についても意見交換した。一方で通院や買物の不便さから高齢者の阪神間への転居が相次いでいる。転居希望者には住み慣れた持ち家処分が迫られる。反面、その空き家をリフォームしたり更地化して建て替えた家に転入する若いファミリーもみられるようになった。近い将来にはテレワークやオンラインやオートドライブの普及で高齢になっても転居の必要がなくなる可能性もある。訪問診療・介護、家事支援サービス等による在宅ケアの地域支援の充実でその流れが一層進展できればと思う。

オヤジ会・会場のカフェマスターとの久々の対面2021年04月07日

 お昼頃の住宅街のコミュニティセンターからの帰路だった。すぐ近くのカフェ2階の玄関先で珍しく人影が見えた。現在閉店中のカフェはいつも閉じられており人影を見ることはなかった。すぐに階段を上ると玄関先の鉢植えを手入れしているマスターの姿があった。
 オヤジ会の会場でもあるカフェの閉店はマスターの大病によるものだった。コロナ禍とも相まって6年間に58回の開催を重ねたオヤジ会も1年以上開催断念が続いている。そんなお付き合いのマスターとの久々の対面に言葉をかけずにはおれなかった。「20kgほども痩せました」というマスターの言葉だったが、日常生活が送れている様子に安堵した。

北方謙三著「絶海にあらず 上・下」2021年04月08日

 北方謙三著「絶海にあらず 上・下」を再読した。平安中期に起きた瀬戸内海を舞台とした「藤原純友の乱」を描いた歴史小説である。純友の乱はほぼ同時期に関東を舞台に起きた「平将門の乱」と合わせて「承平・天慶の乱」とも総称されている。
 「将門の乱」はメディアでも取り上げられ比較的馴染みがある。ところが関西人には親しみのある瀬戸内海という舞台なのに「純友の乱」は、なぜかメディアの登場も少なく馴染が薄い。将門の乱が関東という広大な領地の覇権を巡る闘いであるというのに対して、「海の闘い」とも言える純友の乱は、乱の内容自体の分かりにくさがあるように思う。
 著者はこの点について独自の視点も交えて明快な解釈を展開している。端的に言えば、「海の在りよう」を巡る時の権力者と純友との闘いとして描かれる。朝廷を率いる藤原北家の氏長者・忠平はその権力を維持するための富を海の交易支配に求める。藤原北家の傍流に連なる低い身分の純友は権力や出世に無縁の自由人である。
 ふとしたことで忠平に恩を売った純友は、それが縁で伊予国の伊予掾に任ぜられる。純友が伊予で目にしたものは、広大な海を不条理な規制で管理する藤原北家の私欲であり、その権力のもとに生活の糧を理不尽に奪われている海の民の苦難だった。海こそが自分の生きる場所と定めた純友の闘いが始まる。水師や海の民を率いて自由な交易を通じて確保した莫大な富を武器に朝廷と藤原北家との闘いに挑む。朝廷の水軍との壮絶な闘いの末に純友は討ち死にしたというのが史実のようだが、著者は純友が密かに生き延びて中国の寧波に向かったという結末で結んでいる。
 思いのままに生きた純友の鮮やかな物語だった。

花ちゃんのお気に入り・・・動物の鳴き声クイズ2021年04月09日

 今月から花ちゃんは保育園の最年長クラスのキリン組になった。とはいえ同じ顔触れのままの進級である。女の子4人に男の子11人と比較的少人数のクラスである。
 その花ちゃんと相変わらず夕食時にFaceTimeでオンラインおしゃべりを楽しんでいる。最近のお気に入りは”動物の鳴き声クイズ”だ。何かの折に動物の鳴き声が話題になった。花ちゃんが興味を持っていることが分かった。
 思いついてスマホで「動物の鳴き声」で検索すると、格好のサイトを見つけた。57匹の動物のイラストが並びそれぞれにスピーカーのマークがついていてクリックすると鳴き声が再生される。クリックして鳴き声を聞かせてその動物の名前を当てさせる。このゲームはすっかり花ちゃんのお気に入りになった。犬や牛や猫やニワトリなどはすぐに当てられるが、カエルや象やライオンや虎やハトやアヒル等は結構難しい。兎やパンダやガラガラヘビやクジラ等は手に負えない。それでも毎日のようにこのゲームをせがまれているうちにだんだん当てられる動物が増えてきた。はてさていつまで花ちゃんの興味が続くだろう。

我が町のコロナワクチンの接種情報2021年04月10日

 地区民生委員協議会の定例会があった。定例会の終了間際に就任直後の市の健康福祉局長の来訪があった。就任挨拶の後、出席者へのある協力要請があった。4月30日に実施予定のコロナワクチンの集団接種予行演習で民生委員に市民役で協力してもらいたいというものだった。会場は山口ホールで依頼者数は20人とのこと。早速、協力者が募られたが、ワクチン接種の関心の高さもあり、すぐに20名の応募があった。
 我が町での初めての具体的なコロナワクチンの接種情報だった。協力依頼文には、5月以降、集団接種や個別接種が高齢者から順次実施されるとの記載がある。山口地区の集団接種は5月下旬に山口ホールで予定されており、その一か月前の予行演習である。応募者には模擬の「接種券」「お知らせチラシ」「予診票」が配布された。
 本番さながらの模擬訓練に参加することになった。民生委員としてワクチン接種に不安を抱えるお年寄りの支援に、事前の模擬訓練の経験が多少なりとも役立つのではないかと思えた。