花の都のお上りさん③高度450mの眺望2013年09月10日

 東京錦糸町駅前のホテルで目覚めたのはいつも通りの5時過ぎだった。洗顔を済ませ身支度をして、ホテル作成の周辺スポットのイラストマップを手に街歩きに出かけた。曇り空の中で天望デッキから上をすっぽり雲に覆われたスカイツリーの姿があった。
 JR総武線の南側のスポットを巡った。最初に訪ねたのは本所七不思議のひとつ「おいてけ堀」。埋め立てられ錦糸堀公園となり今はわずかに河童の石像が立っているだけだった。続いてかっての幕府材木場跡地の「猿江恩寵公園」を散策。ここからひたすら西の両国方面に歩いて両国公園内の「勝海舟生誕の地」を確認し、すぐ西の「吉良上野介の屋敷跡(本所松坂町公園)」と巡った。約1時間をかけての街歩きで、さすがに歩き疲れたのでJR両国駅から電車に乗車して錦糸町駅に着いた。ホテル地下のセブンイレブンで調達したお握りで朝食を済ませた。
 今日のガイド役の息子の嫁と待ち合わせているという家内とホテルロビーで別れて二日目の研修会場に向かった。会場の労働委員会会館は都営地下鉄・御成門駅近くにある。ここで威力を発揮したのが乗車カードPiTaPaとスマホのアプリだった。今年3月から開始した乗車カードの全国相互利用サービスでPiTaPaで東京のどの交通機関も利用できたし、チャージも可能だった。スマホアプリの「乗換案内」や「地図マピオン」も目的地までの乗車経路や道順をすばやくガイドしてくれる。
 研修会場のすぐ向かいに増上寺があり、昼食休憩時に境内を散策した。本堂横の背後にスカイツリーができて影が薄くなった東京タワーの雄姿が見えた。3時に研修を終えて、家内と嫁の待つスカイツリーに向かった。スカイツリー4階のチケットカウンター前で二人と合流した。入場体験済の嫁と別れて家内と二人スカイツリーに入場した。
 高さ350mの展望デッキまで天望シャトル(エレベーター)でわずか50秒(時速36km)で到着する。エレベーターから吐き出された乗客たちはここで初めてビルが密集する広大で迫力のある大東京の街並みを眼下に見下ろす。360度のデッキ内の客数は思ったほど多くはない。開場後1年3カ月を経てようやく落ち着いてきたのだろう。デッキを一巡後、更に上の天望回廊で遊んだ。客数は更に少なくなり最高到達点450mの眺望を存分に味わった。曇り空とて富士山こそ望めなかったものの隅田川、浅草寺、国技館、東京ドーム、東京タワー等の上からの眺めはさすがに世界一の塔からのものだった。
 地下鉄で一駅の錦糸町駅経由でホテルに着いたのは6時半頃だった。ホテル1階のレストランで夕食をとり、10時前には早目の眠りに就いた。

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