公民館講座「在宅医療」2022年03月02日

 かかりつけ医であるあすなろクリニックの岡崎先生の「在宅医療について」と題した山口公民館講座が開催された。山口町で開業されて7年目を迎えられた。その間の経験を踏まえた山口町の在宅医療の現状の報告のようだ。
 14時開講の山口公民館の会場には定員40名を上回る48名の受講者が詰めかけた。スクリーン前のテーブルには岡崎医師と旧知のケアマネで北部在宅療養相談支援センターの大野さんの姿があった。
 最初に岡崎先生の現状の在宅医療の以下のような多面的なプレゼンがあった。
・在宅医療の始まりは①入院先病院の地域連携室等から退院後の在宅医療の要請②担当のケアマネジャーからの通院が困難になった場合等の連絡③ご家族からの通院困難な場合や在宅看取り等の要望等である。
・あすなろクリニックの訪問診療の可能な距離は半径16kmだが、医師の負担から現状では7kmでお願いしている。
・あすなろクリニックが外来診療と訪問診療を行うことで元気な時から人間関係を築き家族とも顔見知りとなることの利点
・在宅診療の患者のコロナ感染の対応も、点滴、在宅酸素、ラゲブリオ等の飲み薬処方等が可能
・コロナで家族の面会ができないため在宅医療を選択する事例が増えている(終末期には再び入院し家族が看取る事例も)
・住み慣れた自宅での生活、面会制限のない家族や友人との生活等の在宅医療のメリット
・但し、在宅から入院への変更も有力な選択肢で「負け」ではない。
・家族の理解や協力あってこその在宅医療
 岡崎先生の後、ケアマネの大野さんの介護保険の利用についてのプレゼンがあった。「申請」「訪問調査と主治医の意見書」「審査・判定」「サービス選択」「ケアプラン作成」「サービス開始」等の介護認定の一連の流れが分かりやすく説明された。

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