NHK「灼熱地球の恐怖 〜ウクライナ侵攻 もう一つの危機〜」 ― 2023年02月06日

NHKスペシャル混迷の世紀第7回・灼熱地球の恐怖 〜ウクライナ侵攻 もう一つの危機〜」を観た。NHKのネット記事にはこの番組が以下のように紹介されている。
「国際社会が協調して進めてきた脱炭素の動きがロシアによる軍事侵攻後、大きく揺らいでいる。石炭の採掘が拡大する一方、原子力活用の議論が各地で進むが、リスクへの懸念も高まっている。そして温暖化対策をめぐる先進国と途上国との溝もさらに深まっている。国際社会は分断を乗り越え、地球規模の課題にどう向き合っていくのか。最前線の取材と識者の分析・提言を交えて、脱炭素の行方を探る。」
衝撃的で考えさせられる番組だった。ロシアのウクライナへの軍事侵攻は、それ自体が一方的で許しがたい蛮行という他ないが、それ以上にそれが人類と地球に深刻な爪痕を残そうとしている。その現実をまざまざと突き付けられた。
天然ガスの大供給国だったロシアの軍事侵攻のよる欧米の経済制裁でエネルギー不足に陥ったヨーロッパ等で石炭の再活用に舵を切り、温暖化対策は大きく後退した。他方で慎重だった原子力発電の活用が見直され稼働が再開されつつある。先進国の温暖化被害の大きい途上国への支援に比べウクライナ支援の大きさに途上国の苛立ちが募っている。結果的にロシアの軍事侵攻は先進国と途上国の分断に拍車をかけている。
何ともやりきれない事態である。ひとりの大国の指導者の独善的で愚かな決断が地球と人類にかくも過酷な被害をもたらしている。人類の叡智の脆弱さに暗澹たる想いを抱かせられた。
「国際社会が協調して進めてきた脱炭素の動きがロシアによる軍事侵攻後、大きく揺らいでいる。石炭の採掘が拡大する一方、原子力活用の議論が各地で進むが、リスクへの懸念も高まっている。そして温暖化対策をめぐる先進国と途上国との溝もさらに深まっている。国際社会は分断を乗り越え、地球規模の課題にどう向き合っていくのか。最前線の取材と識者の分析・提言を交えて、脱炭素の行方を探る。」
衝撃的で考えさせられる番組だった。ロシアのウクライナへの軍事侵攻は、それ自体が一方的で許しがたい蛮行という他ないが、それ以上にそれが人類と地球に深刻な爪痕を残そうとしている。その現実をまざまざと突き付けられた。
天然ガスの大供給国だったロシアの軍事侵攻のよる欧米の経済制裁でエネルギー不足に陥ったヨーロッパ等で石炭の再活用に舵を切り、温暖化対策は大きく後退した。他方で慎重だった原子力発電の活用が見直され稼働が再開されつつある。先進国の温暖化被害の大きい途上国への支援に比べウクライナ支援の大きさに途上国の苛立ちが募っている。結果的にロシアの軍事侵攻は先進国と途上国の分断に拍車をかけている。
何ともやりきれない事態である。ひとりの大国の指導者の独善的で愚かな決断が地球と人類にかくも過酷な被害をもたらしている。人類の叡智の脆弱さに暗澹たる想いを抱かせられた。
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