PET検査受付での驚きの遭遇2010年03月05日

 3か月ぶりに天王寺の市大病院に行った。半年に1度のCT検査と年1回のPET検査をまとめてやってしまうことになっていた。9時過ぎにCTの受付に行くと待つほどもなく検査室に呼ばれた。造影剤の注射をしてドラムのついたベッドに横たわる。20秒ほど息を止めて一丁上がり。あっという間に検査が終わる。
 続いて同じフロアの核医学検査室というおどろおどろしい名前の検査室に行く。受付を済ませ、長椅子で呼び出しを待つ。隣りで初老のオジサンが事務の女性とPET検査予約の打ち合わせをしている。ふと顔を見合わせて驚いた。「ヨォーッ!○○やないか」。現役時代の同僚で同期の桜だった。彼が10年ほど前に大病を患って長期入院していた記憶がよみがえる。しばらく雑談に華を咲かせ邂逅を楽しんだ。病後のこと、日常の過ごし方、海外や国内の旅の話題・・・・。奥さんを待たせているとのことで20分ほどで別れた。それにしても余りの偶然に驚いた。
 PET検査に呼ばれた。糖代謝測定のための静脈への薬剤注射がある。薬剤が体内に行き渡るまで50分ほどかかる。その間控室で待機する。二人用の控室には液晶テレビが設置され、先客のオジサンが「はぐれ刑事純情派」を見ていた。私の好きな番組だ。オジサンは途中で呼ばれ、私は最後まで視聴する。番組終了後まもなく呼出しがかかる。CT検査機と同じようなドラム・ベッドで40分ほどひたすらジッと横たわる。眠気を誘う環境とはいいがたい。天井の模様を眺めドラムの移動を目で追う以外に手はない。
 ようやく終わった。支払いを済ませ病院を後にしたのは12時前だった。朝から絶食を強要されている。空腹を耐えながら、元の職場近くの中華料理屋「娘娘」に向った。久々に主人夫婦と雑談を交わしながら中華ランチにありついた。