♪バネ指注射なんてヘッチャラさ♪2010年03月23日

 昨年暮れ頃から左手中指のバネ指の症状が顕著になっていた。朝起きると手指が曲がったままでまっすぐ伸びない。3年ほど前の右手中指と同じ症状だ。当時、「バネ指です」と職場近くの整形診療所の医者に告げられた。指の屈筋腱に起こる腱鞘炎で、靭帯性腱鞘が屈筋腱を圧迫することで発症する。しばらく通院したがおもわしくない。結局、腱鞘切開術をしたらすぐに回復した。
 今回、自然治癒するかもしれないとほっておいたが、寒さが症状を悪化させたようだ。とうとう今日、最寄りの総合病院で受診した。「右手中指同様この際手術をお願いできませんか」。右手の手術跡を見せながら担当医にお願いした。「ステロイド注射で治るケースもあります。一度その措置をして様子をみましょう」。せっかちな患者をなだめるような医師の言葉が返された。やむなし。「少し痛いですが我慢してください」。中指根元にうたれる注射は確かに痛い。・・・が、当方は月1回の右手親指根元周辺に4回に分けて打たれるインタフェロン注射の激痛を1年間に渡ってこなしてきた猛者である。それに比べれば蚊に刺されたほどの痛さでヘッチャラだ。♪どんな野菜もヘッチャラさ♪というCMソングの鼻歌でしのいだ。「2週間後にもう一度来てください」という言葉を後に診察室を出た。
 来院は、通勤途中の家内の車で送られた。帰りは50分ほどかけてのウォーキングだった。神戸市北区と山口町を結ぶ旧播磨街道沿いを散策しながら帰宅した。有馬川にかかる天上橋下の雨で増水した川面をヌートリアが犬掻きしながらはしゃいでいた。