春先の雪景色・・・土筆は?2010年03月30日

 雨戸を開けた視線の先に雪景色が飛び込んできた。庭の芝生が白いまだら模様を描き、どの庭木も綿帽子をかぶっていた。3月30日のさくらまつり直前の朝である。なんという気候だろう。確か去年の今頃は土筆採りを愉しんだ筈だ。 http://ahidaka.asablo.jp/blog/2009/03/31/
 戻ってきた寒さに完全防備で散歩に出かけた。さくら並木ではほころびかけた花弁が再び蕾の中に縮こませたかのようだ。黒ヤギはっちゃんが棲家の小屋の横で、いつもなら格好の朝の体操場を呆然と見つめながら佇んでいた。散策者には癒しの風景が広がっている。春先のくすんだ景色は純白の筆で巧みに彩られている。有馬川の真っ白な川面の上に冠雪の裏六甲が横たわっていた。
 自宅に戻る道すがら、お昼からもう一度出かけようと思った。畔の斜面の土筆の生育を確かめたいと思った。