住宅街のさくらんぼ2023年05月11日

 地区社協の”ふれあい喫茶”の帰り道だった。バス通りの歩道脇の住宅の庭からさくらの樹の枝が歩道を覆うように伸びていた。新緑の葉っぱに覆われた枝の合間に鮮やかな赤いサクランボがいっぱい実っていた。
 直径1.5cmほどの大粒のサクランボである。有馬川緑道のさくら並木のサクランボも何度か目にしたが、これほどの大きさは見たことがない。住宅街の庭先に実った大粒のサクランボに心躍るものがあった。

久々にヌートリア登場!2023年05月12日

 早朝6時半頃の名来神社手が前の有馬川土手道だった。突然、水音を耳にした。音の方向の川面に目を移した。濃茶の細長い生き物が川面を水を搔き分けながら移動していた。ヌートリアだった。
 何年か前にも見たことがある。最近はトントお目にかかっていない。久々の登場に「生きてたんや」と人間様には”嫌われ者”の生命力を想った。

新築住宅の片側全面ソーラー屋根2023年05月13日

 朝の散歩コースの一角にバス通りに面した新築住宅がある。長く空き家だった和風住宅が更地になり、この春にはおしゃれな洋風建築の住宅に生まれ変わった。南北に二つの平屋の建物が向き合った形の住宅である。それぞれの建物には勾配のある片面の屋根がかぶさっている。
 早朝ウオーキングの途中、バス通りの南向いからその住宅を眺めた時、違和感のある屋根が目に入った。南向きの屋根全体がソーラーで覆われている。屋根の上にソーラーパネルが載せられているのがよく見るパターンだが、そうではない。屋根そのものがソーラーになっている。
 北側の建物の屋根はどうなっているのだろうと好奇心にそそられた。当然ながら通常のスレート瓦で覆われていた。

”歴史ロマンとグルメのがばい佐賀の旅”を予約2023年05月14日

 新聞の折り込みチラシで気になったツアー案内があった。読売旅行の”歴史ロマンとグルメのがばい佐賀2日間”というツアーである。
 3月に一泊二日の”冬の味覚ミステリーツアー”で能登半島に行ったばかりだが、このツアーも魅力的だった。何よりも古代史好きには一度は行ってみたい「吉野ヶ里遺跡」を訪ねられる。更にこれも一度は味わいたいと思っていた「呼子のイカ活造り御膳」の食事もついている。また全国良好支援事業による5千円の補助金と平日1日ひとり二千円の地域クーポンもまだこのツアーでは適用されている。その結果、旅行代金はひとり3万5千円と格安である。
 前回のツーアから夫婦二人の旅行代金は私が負担することにした。リタイヤ後の身の回りの世話をしてくれている家内への感謝の気持ちもある。そんな背景もあり、家内も即座に同意した。

山口町のJA兵庫六甲の大胆な行革2023年05月15日

 3月27日(月)、JA兵庫六甲の山口支店、下山口支店、農協市場館 彩菜やまぐち、西宮北部グリーンセンター、JAハウジング下山口が、 西宮山口JAセンターとして山口中学校北側に移転オープンした。
 新しい店舗はそれなりに広さがあり効率的なレイアウトである。とはいえこれまで3つの建物で運営していた事業を一つにまとめるにはかなり大胆な事業改革が必要だったと思われる。
 ところで既存の3つの建物は今尚残されている。気になっちたのでその旧店舗の跡を訪ねた。最も大きいのは上山口の旧街道沿いの山口支店である。コープサークルや市社協の障がい者施設の利用も検討されているようだが、今はひっそりと静まり返っている。あとの2店舗は国道176号線沿いのマクドナルド北側の下山口地区にある。2階建ての下山口支店跡の建物と農協市場館 彩菜やまぐちの店舗跡が隣接している。こちらは跡地利用の情報が全くない。

地区社協HP検討会のありがたい助っ人2023年05月16日

 地区社協のHP立上げの検討会を7名の広報部員で開催した。内2名はこの検討会に向けて参加を要請したIT関係のスキルをお持ちのメンバーだ。おひとりはIT業界出身のシステムに精通した方で、もうひとりはITサポートの事業経験があるソフトに精通した方である。それぞれに持ち味を活かした適切な発言に助けられている。
 そんな経過もあってHP立上げに向けて以下のようなイメージが固まった。
・HPの立上げ自体は、事業者からドメイン(ネット上の『住所』)を取得し、事業者とレンタルサーバー契約して、コンテンツ(内容)をアップロードするだけで可能でありそれほど難しくない。
・コンテンツ作成も事業者に委託すれば、『質』は期待できるがコストは高く、やりとりの煩雑さも大きい。
・大変なのは団体のHPであることによる次の点の維持管理
①団体の意思表示である発信内容のチェック方法やルールの徹底
②個人情報保護や団体の非公開情報の漏洩等、発信するコンテンツのチェック態勢
・外部からの不正アクセス等のセキュリティはサーバー側の問題。社協の性格上過敏になる必要はない。
・上記の発信リスクを避けるため、ポータルサイト(トップページ)でオープンサイトと関係者だけが閲覧できるクローズドサイトを区分するやり方もある。
・問題はどんなHPをめざすのかという点。アクセス重視で日常的な更新頻度が高い魅力的なサイトか、山口地区社協HPのように組織と活動の「紹介」を重視した簡潔なサイトかの判断

塩野七生著「ローマ人の物語9」2023年05月17日

「ローマ人の物語・第9巻」を再読した。6巻からなる古代ローマの英雄”ユリウス・カエサル物語”ともいえるシリーズの第2巻である。カエサルの幼年期から37歳までの青年期後期までの長い雌伏の時期を描いた前巻から一転して「陽の当たる道」を歩き始めた40代が描かれる。
 カエサルが仕組んだ”元老院派”に対抗するポンペイウス、クラッススによる”三頭政治”の確立とそれを背景とした41歳の執政官就任の顛末は彼の優れた政治性を窺わせる。
 執政官退任後のポストである属州総督としてガリアに赴任する。ガリアを舞台とした5年に渡るガリア戦役でカエサルは軍事的才能をいかんなく発揮する。
 それにしてもこの巻で展開される5年に及ぶガリア戦役には現在のヨーロッパの主要大国の2300年前の姿が描かれる。フランス、ドイツ、イギリス等が未開の野蛮族としてローマと矛を交え、ことごとく退けられる。その輝かしい古代ローマの末裔・イタリアは今やヨーロッパの二流国になり下がっていることの対比を思わずにはおれない。
 一方でカエサルはガリア戦役を自ら筆を執って「ガリア戦記」を著述する。この著述は塩野七生をして他のどの資料にもまして優れた基本資料と言わしめる文章力にも秀でた著作のようだ。
 政治性、軍事的才能、文才と、万能の英雄カエサルの真骨頂である。

BS世界のドキュメンタリー「バルト海の憂鬱 ウクライナ侵攻の波紋」2023年05月18日

 NHK・BS世界のドキュメンタリー「バルト海の憂鬱 ウクライナ侵攻の波紋」を観た。ネット上には下記の番組紹介記事があった。
 「ヨーロッパで古くからの地政学的要所であるバルト海。沿岸にはロシアの飛び地カリーニングラードもある。ウクライナ侵攻以来の緊張の高まりと周辺諸国の対応を読み解く。冷戦後、バルト海の往来が活性化しても、周辺諸国のロシアへの不信感は続いていた。2014年のクリミア併合を受けて各国は軍備を強化。そしてウクライナ侵攻が始まると、旧ソ連諸国は「明日は我が身」と身構え、中立を保ってきたフィンランドとスウェーデンは一転してNATOへの加盟を希望した。沿岸諸国の危ういバランスを解説。」
 48年前に労組役員のひとりとして今はロシアとなったソ連邦を訪問する機会を得た。訪問先のひとつがバルト海沿岸のラトビア共和国の首都リガだった。
 この番組はそんなバルト海の沿岸諸国のロシアのウクライナ侵攻に揺れ動く今を克明に伝えていた。番組ではバルト海とその沿岸諸国の地勢学的な意味をマップをつけて紹介している。あらためてマップに示されたラトビア共和国の危うさを理解した。
 番組ではバルト海周域の10カ国とヨーロッパ委員会で構成される「バルト海沿岸諸国評議会」についても紹介されている。初めて知った国際組織である。従来ロシアも加盟していたが、ウクライナ侵攻直後の5月に脱退した。現在の加盟国はデンマーク、エストニア、フィンランド、ドイツ、アイスランド、ラトビア、リトアニア、ノルウェー、ポーランド、ロシア、スウェーデンである。
 地図で見ると、バルト海沿岸をほぼ網羅しているが、唯一リトアニアとポーランドに挟まれたロシアの飛び地・カリーニングラードだけが非加盟である。ロシア海軍のバルチック艦隊司令部が置かれ、ロシアでも有数の工業都市である。
 バルト海沿岸諸国の緊張感あふれる現在の新たな知識を教えられた番組だった。

堰でおしゃべりする2匹のヌートリア2023年05月19日

 今朝の散歩道でもヌートリアを目にした。一週間ほど前にも見たばかりだが、場所は前回と同じ有馬川の名来周辺の岸辺である。今回は対岸の土手の前の堰に2匹のヌートリアが向かい合って見つめ合っていた。カップルなのだろうか、何やらおしゃべりしている風情である。
 こんな光景をみれば野菜などを食い散らす害獣であるが、微笑ましい愛らしさを感じてしまう。

大相撲桟敷席のマスク着用率2023年05月21日

 大相撲が始まった。テレビ中継を観ていてふと思った。テレビでは土俵周囲の桟敷席に陣取る観客の姿を映し出す。その観客たちの顔を見ながらマスクの着用率が気になった。
 我が町の私の周辺では屋外も含めて今尚マスク着用が主流である。特に驚いたのは、先月下旬に開催された市社協の地区社協会長会議だった。なんと正面席の市社協幹部はもちろん出席の地区社協会長も含めて出席者全員が例外なくマスク姿だった。着用していないのは私だけだったが、念のためポケットに持参していたマスクを着用する気はなかった。
 3月13日以降、厚労省の指導でマスクの着用は、個人の主体的な選択を尊重し、個人の判断が基本となった。代表を務める地区社協ではその直後の会議でその趣旨を伝え、「私自身は着用しません」と宣言した。理由のひとつは、地域福祉活動を担う組織にとって多様性の尊重は基本的な風土と思っている点である。同調圧力になりがちなマスク着用の傾向を懸念している。今ひとつは円滑なコミュニケーションの阻害要因である点だ。地域福祉活動には円滑なコミュニケーションが欠かせない。乳幼児にとってマスクで笑顔を隠した育児が好ましくないのは間違いない。高齢者の介護の場でも同様ではないか。日常的な地域活動でも表情が隠されたマスク姿での交流は本意ではない。 
 ところで、大相撲の観客の動向は如何とあらためて観客の顔をチェックしてみた。大まかな把握だがほぼ半々といったところだった。比較的女性の着用が多かった気がする。ともあれ室内の密度の濃い場でありながら私の周辺の状況より着用率は少ないことに奇異に感じつつ多少の安堵感があった。テレビに映るかもしれないという思惑が世間一般の着用率を低めているのかもしれない。