地区社協総会の会長メッセージ2024年04月21日

 地区社協の第29回総会が開催された。総会冒頭の会長挨拶は、組織を代表しての地域に対するメッセージと心得ている。次のようにコメントした。、
■自治会の議案書説明会の感想
 一週間前に地元台自治会の書面評決をカバーする議案書説明会に出席した。自治会が抱える課題と問題点が浮き彫りになったと思えた。ひとつは自治会の加入率低下である。10年前の80%が67%に激減している。今ひとつは、高齢化、単身化、共働きの一般化で班長選びが難航している。また自治会発足後40年を経て自治会所有建物の老朽化と維持費が増大している。加えて会員減と会費減額による収入減、年間60万円ほどの管理施設補修費等による支出増で財源問題が顕在化しつつある。
■地縁組織と志縁組織
 地域活動は、自治会に代表される地域の縁で結ばれた「地縁組織」と志で結ばれたNPO等の「志縁組織」の二つの組織で支えられている。ここにきて自治会の籤や順番で選ばれた充て職の班長の“やらされ感”と1年任期の限界が自治会機能の低下を招いている。
■地区社協の“志縁組織的機能”
 他方で地区社協は事業部活動の多様化と活性化が顕著である。その集大成として昨年11月開催の“ぬくもりフェスタ”は大盛況だった。地区社協が「志縁組織」的な性格を強めていることの現れと受止めている。
■自治会機能の脆弱化をカバーする地区社協の役割
 今後ますます高齢化、単身化、共働きによるコミュニティ機能の脆弱化の進行する。自治会機能の脆弱化をカバーする地域福祉を担う地区社協の役割が一層求められる。あらためて自治会との連携を模索しながらその役割を果たしたい。

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