因縁生起2010年03月02日

 午前中、市の広報誌「宮っ子」の山口版の編集長、副編集長のインタビュー取材を受けた。編集長は2月2日に近所の知人の紹介でお会いし、「思い出で綴る激動の国民学校生」という著作を頂いた方だ。その書評をブログで記した。http://ahidaka.asablo.jp/blog/2010/02/04/
 お会いした際に、私の「にしのみや山口風土記」も話題になり、次号の山口版トップの「リーダーさんQ&A」という記事の取材を打診された。僭越すぎると一度はお断りしたが、その後の再会で重ねて要請され、お受けすることにした。
 地区の自治会館でお二人のインタビューが始まった。あらかじめ質問内容をお聞きしていたので用意したメモにそってお答えした。取材テーマは「郷土史研究者」という大層な肩書きを前提にしたものだ。それでもライフワークである「風土記」にかける私の想いをうまく引き出してもらった。「山口を知って歩いて好きになった。この街の自然、歴史、風土を大切にしたい。『風土記』でそのことを地域の人に伝えたい。山口は旧来の街と新興住宅街の住民共通の古里だ。古里山口を共通項に新旧住民の交流と連携を深めることに役立ちたい」等々。
 夕方には、編集長の手で1000字ほどに仕上がったゲラが届けられた。さすがに元大手新聞の記者である。限られた字数に巧みな文章で伝えたい内容が見事におさめられている。5月に開講予定の公民館講座「山口風土記探訪講座」のアナウンスも、より多くの方に受講してほしいという想いをこめて記事にしてもらった。
 4月末には山口全域の5,800世帯に各戸配布される広報誌である。リタイヤ以降、地域の様々な方とのつながりができつつある。「人の輪」の大切さを痛感する。そのことがライフワークの実現に向けて一段とステップアップさせていることも実感した。「因縁生起」(いんねんしょうき)という言葉をあらためて噛みしめる日々である。

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