突然舞い込んだ弟の訃報2024年02月27日

 深夜12時前だった。眠りから覚めて眠れないままリビングに降りてビデオを観ていた。突然スマートウオッチの振動で携帯の着信を知った。発信者は加古川の弟の奥さんだった。この時間帯の着信が不吉な予感をもたらした。すぐにスマホを手にして受信した。懸念した通り奥さんから伝えられたのは弟の訃報だった。
 弟は半年ばかりの入院生活を経て、昨年9月初めに在宅介護の生活を送っていた。退院直後は長い入院生活で足腰が虚弱化し寝たきりに近い生活で、会話もままならなかった。ところが在宅介護という好環境が徐々に心身の回復を促し、何とか意思疎通が可能な会話ができるようになった。車いすへの乗降りも可能になりデイサービスの利用が始まったばかりだった。そんな矢先の突然の訃報だった。スマホ越しの奥さんとの会話もしばしば言葉に詰まってしまった。
 二人兄弟の私にとって亡き両親に次いで最も身近な肉親の死である。それ以上に一卵性双生児の弟である。老後生活でもほぼ同時期に人生最大の大病に見舞われたり、期せずして同じ頃に自分史執筆を志したりした。通常の兄弟以上の血縁を感じさせるできごとがしばしば重なった。
 弟の面影を偲んで冥福を祈った。

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