娘夫婦と天橋立・伊根に遊んだ2012年09月18日

 先週の土曜日から昨日の月曜まで、娘夫婦が久々に帰省した。娘が友人と旅行したためお盆に帰省できなかったこともある。土曜日は、早速、母娘でたっぷりショッピングを楽しんだようだ。日曜日には私たち夫婦と一緒に天橋立と伊根の舟屋に出かけた。
 自宅から天橋立までは舞鶴自動車道経由でわずか90分の道のりだった。智恩寺・文殊堂の参道横の駐車場に車を預けて早速参拝する。風格のある立派な山門をくぐるとすぐ境内左手に国重文の多宝塔がある。正面の文殊堂(本堂)で参拝し、境内横の智恵の輪灯籠を見学する。その向こうに見える廻旋橋がちょうど旋回を始めた。見る間に橋の3分の2ほどの部分が直角に旋回し、大型観光船が通過した。
 すぐ傍の桟橋で、おじさんからモーターボートでの対岸・一の宮までの乗船を勧められた。聞けば20分間隔の観光船の往復料金940円に対し、待たずに乗れるモーターボートは1000円だという。納得して乗船し天橋立の松林を海から眺めながら10分余りのクルーズを楽しんだ。
 桟橋を降りて北側の国道を渡ると、丹後国一の宮「元伊勢籠神社」がある。天橋立はその昔は籠神社の参道だったという興味深い由緒を知った。本殿前で参拝し西側の土産物屋の並ぶ短い通りを抜けると、目の前にケーブルカーとリフトの併設乗り場がある。往復640円の料金はどちらを利用しても構わない。すぐに乗れるリフトで往復することにした。
 6分で笠松駅に到着し、駅の階段を上るといやでも天橋立の絶景が目に飛び込んでくる。早速、橋立を見下ろす展望台でデジカメを手に「股のぞき」をやってみる。股間から逆さになって天に架かる橋を撮影した。自宅に戻ってPCでチェックして気がついた。当り前のことだが、逆さの写真も正常に撮った写真も回転させれば全く変わらない。展望台横のお土産店ではうまそうな生ビールや串焼きベーコンを売っていた。昨晩の同窓会の二日酔いがなければと、悔やみながら断念した。
 下りリフトの絶景を満喫しながら府中駅に着いた。土産物通りで購入したイワシ焼ちくわをかじりながらモーターボート桟橋に向かった。大はしゃぎする若者4人との相乗りでボートはあっという間に文殊桟橋に到着。駐車場のマイカーに乗車して宮津湾の海岸沿いに一路、伊根をめざした。
 昼食時間が近づいていた。後部座席で娘夫婦がスマホで伊根のグルメチェックをしてくれた。選択したのは「お食事処・兵四楼」という店だった。伊根の舟屋群のある集落に北側から入る道の入口近くにあった。文殊から約30分で到着した。人気店らしく玄関先で10分ばかり待たされてようやく席に着いた。注文したのは海鮮丼(945円)4人分と8カン入りの「へしこ」(1155円)1人前である。先にだされた「へしこ」は、鯖に塩をふって糠漬けした丹後半島の郷土料理である。何ともいえない辛さと味わいがある。新鮮な魚介をふんだんに盛りつけた海鮮丼も独特の醤油味が良く効いて堪能できた。
 すぐ近くの「道の駅・舟屋の里伊根」に到着した。高台の展望台からは対岸の伊根漁港を縁どる舟屋群の風情のある風景が遠望できる。何年か前のNHK連続ドラマ「ええにょぼ」でしばしば目にした風景が目の前にあった。ここで威力を発揮したのが30倍ズームのデジカメだった。通常では写しきれない舟屋の漁船を留めた姿が鮮やかに写し撮れた。道の駅で干物などのお土産を求めて帰路についた。
 途中、宮津に近い丹後半島の付根辺りにある「天橋立ワイナリー」に立ち寄った。すぐ横に葡萄園があり、レストランも併設したお洒落なワイナリーだった。ほのかにワインの味がする白ワインのソフトクリーム(300円)を味わった。
 自宅に戻ったのは4時頃だった。娘夫婦との日帰りツアーのひと時を存分に楽しんだ。

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