”あるがままに生涯を”(年頭所感) ― 2018年03月05日
先月、地区社協広報紙が発行された。年6回隔月発行の広報紙の2月号1面は会長の年頭所感が掲載される。以下は「あるがままに生涯を」と題したその記事の転載である。
【第8次地区福祉計画】
三年前の地区社協総会で第八次地区福祉計画を策定しました。目標は「誰もが安心していきいきと生涯を暮らせる共生の町」です。目標実現の理念は「共生の町」です。様々なハンディを抱えた人々と健常者が一緒に支え合う町づくりです。
三年を経て、そのための様々な取り組みが、着実に実施されています。「共生の町」を巡る風景を綴りました。
【共生の町の風景】
■介護者の会で独り住まいの高齢女性から庭木の処理や草抜きができなくなって困っているという声がありました。同席のボランティアコーディネーターが手配して、よりそいサポートからボランティアを派遣し、困りごとが解消されました。
■施設から住宅街の盆踊りに車椅子の障がい者が参加したいという要望が伝えられました。地区社協で受入れを準備し、当日の盆踊りの輪に車椅子で加わるお二人の障がい者の姿が見られました。
■民生委員の高齢者実態調査で認知症の舅さんを懸命に介護するお嫁さんのお話を伺いました。気の休まることのないお嫁さんの息抜きの場があればと思いました。山口地区の認知症カフェの立上げが着々と進んでいます。
■民生委員の健やか赤ちゃん訪問で中国出身の若いママに地域の子育て支援事業を紹介しました。近くに身寄りや知人のいない異国での二カ月児の育児はどんなに孤独で不安なことでしょう。社協の子育てサロンを案内しました。数日後のサロンに同月齢の赤ちゃん連れのママと楽し気に寛ぐ中国人ママの姿がありました。
■独り住まいの高齢女性の認知症が進み、日常生活に支障が出始めました。ケアマネジャーの呼びかけで民生委員、ご近所の方、ヘルパー、趣味の会の友人、あんしん窓口や介護施設の職員、ご家族等が一堂に会し、多面的な支援を話し合いました。
■会員減少と役員確保に苦慮する子ども会のクリスマス会をオヤジ会有志が応援しました。オヤジ会メンバーのクリスマスソングの歌唱とコマ回しの特技に会場が湧きました。ゲームの運営にオヤジたちが加わり、例年にない子どたちと祖父世代との交流がありました。
【共に生かされる】
高齢者の五人に一人が認知症という時代がやってきます。認知症が日常生活の一コマとなる日が遠くありません。認知症をあるがままに受け入れる地域づくりが求められます。同様に高齢者も障がい者も介護者も子育て世代も、あるがままに生涯を暮らせる町が必要です。「共生」とは「共に生きて共に生かされる」ということだと思います。ハンディを負った人に寄り添いながら自分自身も生かされる…。
年頭の所感です。
【第8次地区福祉計画】
三年前の地区社協総会で第八次地区福祉計画を策定しました。目標は「誰もが安心していきいきと生涯を暮らせる共生の町」です。目標実現の理念は「共生の町」です。様々なハンディを抱えた人々と健常者が一緒に支え合う町づくりです。
三年を経て、そのための様々な取り組みが、着実に実施されています。「共生の町」を巡る風景を綴りました。
【共生の町の風景】
■介護者の会で独り住まいの高齢女性から庭木の処理や草抜きができなくなって困っているという声がありました。同席のボランティアコーディネーターが手配して、よりそいサポートからボランティアを派遣し、困りごとが解消されました。
■施設から住宅街の盆踊りに車椅子の障がい者が参加したいという要望が伝えられました。地区社協で受入れを準備し、当日の盆踊りの輪に車椅子で加わるお二人の障がい者の姿が見られました。
■民生委員の高齢者実態調査で認知症の舅さんを懸命に介護するお嫁さんのお話を伺いました。気の休まることのないお嫁さんの息抜きの場があればと思いました。山口地区の認知症カフェの立上げが着々と進んでいます。
■民生委員の健やか赤ちゃん訪問で中国出身の若いママに地域の子育て支援事業を紹介しました。近くに身寄りや知人のいない異国での二カ月児の育児はどんなに孤独で不安なことでしょう。社協の子育てサロンを案内しました。数日後のサロンに同月齢の赤ちゃん連れのママと楽し気に寛ぐ中国人ママの姿がありました。
■独り住まいの高齢女性の認知症が進み、日常生活に支障が出始めました。ケアマネジャーの呼びかけで民生委員、ご近所の方、ヘルパー、趣味の会の友人、あんしん窓口や介護施設の職員、ご家族等が一堂に会し、多面的な支援を話し合いました。
■会員減少と役員確保に苦慮する子ども会のクリスマス会をオヤジ会有志が応援しました。オヤジ会メンバーのクリスマスソングの歌唱とコマ回しの特技に会場が湧きました。ゲームの運営にオヤジたちが加わり、例年にない子どたちと祖父世代との交流がありました。
【共に生かされる】
高齢者の五人に一人が認知症という時代がやってきます。認知症が日常生活の一コマとなる日が遠くありません。認知症をあるがままに受け入れる地域づくりが求められます。同様に高齢者も障がい者も介護者も子育て世代も、あるがままに生涯を暮らせる町が必要です。「共生」とは「共に生きて共に生かされる」ということだと思います。ハンディを負った人に寄り添いながら自分自身も生かされる…。
年頭の所感です。
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