地区社協のプラットホーム機能2023年02月08日

 地域交流拠点の挫折を通して地区社協の在り方の方向性の示唆を得た。それを「地区社協のプラットホーム機能」というイメージとして次のように整理した。
 地域福祉活動は自治会に代表される「地縁組織」から自主活動グループによる「志縁活動」へというトレンドがあることを理解した。前例主義的な活動を、役員たちが渋々分担する地縁組織には自ずと限界がある。地縁組織のひとつである地区社協でも自主活動の活性化が問われているゆえんである。その方向性がプラットホームのイメージである。
 プラットフォームとは、駅のプラットホームやデッキ、演壇、足場などの意味を持つ言葉である。ビジネス用語としては、物やサービスを利用する人と、提供者をつなぐ場のことである。IT用語としてのプラットフォームはソフトウェアが動作するための土台を指す。
 地区社協というプラットホームに事業部ごとの多様な活動が展開されている。それは街と線路に向かって開かれたプラットホームに乗客が自由に出入りし列車に自由に乗降するイメージに重なる。地域に開かれた地区社協に住民が自由に出入りし、事業や活動に自由に参加する。更に地区社協の「地域活動支援制度」を通じて地域の個人やグループの新たな地域活動を支援する。新たな活動と人材発掘のプラットホームの機能となる。
 地区社協の総会議案を検討する時期である。地区社協のプラットホーム機能についてどこまで具体化できるだろう。

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