春真っ盛り2024年04月19日

 目覚めたのは朝6時過ぎだった。いつもより1時間以上遅かった。”春眠暁を覚えず”を悟った。
 6時半頃に自宅を出て穏やかな春の気候を歩いた。最寄りの児童公園の藤棚が淡い紫に染まっていた。すぐそばのさくら並木は黄緑の葉桜に変貌していた。
 さくら並木の枝の中をメジロが飛びかっていた。過去何度もスマホのカメラでメジロを撮ろうとしたが、一度も成功したためしはない。黄緑の葉桜と同色のメジロは捉えにくく、飛翔の速さがシャッター動作を上回っている。
 名来神社方面に向かう有馬川土手道にやってきた。東側の稲田の一角がピンクに染まっていた。レンゲの花が今を盛りと咲いていた。子どもの頃に自宅裏の田圃で何度の目にした懐かしい風景だった。スマホで切り取っていると、通りがかりの30代とおぼしき女性から「レンゲがきれいに咲いてますね」と声を掛けられた。「子どもの頃の懐かしい景色を思い出します」と応じた。春の穏やかな陽気が人を寛容な気持ちにさせているようだ。