オヤジ会で認知症高齢者の行方不明事案を報告した2025年03月29日

 89回目のちょい呑みオヤジ会が14名の参加を得て開催された。冒頭の事務局報告では直近のできごとである「認知症高齢者の行方不明事案」を報告した。
 事案の発生直後にオヤジ会のグループラインでもご本人の顔写真、氏名・年齢、不明時の服装等の情報を投稿し、情報提供を呼びかけた。不明者のご主人は3年前までオヤジ会の会員であり奥さんの認知症発症に伴って休会中の方だった。結果的に延三日40時間後に隣町の田圃の一角で発見され無事に保護された。
 この事案のご主人からの情報提供を含めて得られた多くの教訓をオヤジ会でも次のように伝えた。

 ①日常的に家族の認知症発症を地域にオープンにしておく。そのこ  
とが不明時に地域の捜索協力が得られる。
 ➁GPS付きグッズ活用や玄関ドアの開閉ブザーの設置。今回はGPS付きでない別の靴で外出。ペンダント型やスマートウオッチ等の複数のグッズの備えが必要。
 ③消息不明後の早期の110番通報が迅速な捜索態勢に繋がる。遅れるほど捜索範囲が広がり発見を困難する。
 ④認知症の行方不明では捜索範囲は想定外の広さに及ぶ。本人には”故郷を目指しひたすら歩く”といった目的意識がある。
 ➄スマホのグループラインが幅広く情報を共有する上での効果的。受信を別のグループラインに配信することによる拡散効果もある。
 ⑥24時間営業のコンビニの役割が大きい。夜間立ち寄りの絶好の場を提供。その機能を心得た店側の前向きな対応姿勢もある。
 ⑦地域ぐるみの認知症理解の促進が必要(認知症サポーター養成講座の定期開催)

オヤジ会で10年の歩みを報告2025年03月01日

 住宅街の「日本料理・川久」で88回目のちょい呑みオヤジ会を開催した。今回の出席は常連さんを中心に14名だった。
 冒頭の事務局報告では「ちょい吞みオヤジ会10年の歩み」を伝えた。新規会員お誘いのための「ご案内チラシ」でもある。現状の直近半年簡に参加のあった実質会員は31名だが申込書による登録会員は累計すると81名に及ぶ。亡くなったり、転居されたり、自然退会されたりする方も多い。87回の累計参加者は1159名で平均参加者数は13.5名である。毎回レジュメを準備して運営しているのでデータは残されている。
 今回は、主催団体の会長でもあるオヤジ会員から「西宮蘭亭・曲水の宴」の紹介があった。

ちょい呑みオヤジ会の性格2025年02月22日

 2015年1月に発足した”ちょい呑みオヤジ会”がマン10年を迎え通算87回の開催を数えている。そこで次回の定例会に向けて「10年の歩み」を整理した。発足時から開催に当たっては参加者氏名等を記載したレジュメを準備してきた。そのため10年間の開催の基本データは揃っている。
 会員の状況をまとめると次のようになる。例会参加が見込める実会員は31名でリタイヤされた方は20名、現役は11名である。平均年齢は66歳と予想外に若い。コロナ禍で2年間休会後に再開して以降、現役世代の参加が増えたことが大きい。延参加者総数は1,159名に及ぶ。1回当りの平均参加者数は13.5名である。
 10年間のオヤジ会運営を通じてオヤジ会の性格や特性が固まってきた。何よりも「オヤジたちのちょい呑み交流」というベースに「オヤジたちの近況の発信」という機能が加わった。地域との繋がりが希薄な現役世代には「地域交流の機会」となった。「リタイヤオヤジと現役オヤジの世代間交流」という面も出てきた。
 オヤジたちの「地域貢献の機会」という点も見逃せない。青少年補導委員、公民館講座推進員、小学校の放課後キッズルームサポーター等の半ば公的な役職をメンバーたちが担っている。
 例会以外の場(クラブ活動)での新たな体験もある。男の料理塾、バイオマスガスプラントの見学、ドローン訓練場見学、独立リーグ”兵庫ブレイバーズ”観戦等である。
 ちょい呑みオヤジ会は多彩な活動を通じて地域に欠かせないインフラとして定着している。

初めて”そば太鼓亭”で開催したオヤジ会2025年01月27日

 今月のちょい呑みオヤジ会は全体会として「サンパレス六甲」で開催する予定だった。ところが申込締切日になっても参加者は7名と想定外に少ない。20名前後の参加を想定したサンパレスの広い会場は開催にそぐわない。
 急遽、代替会場を摸索した。住宅街の入口に知人と呑み会で利用している”そば太鼓亭”がある。テーブル席がメインだが1カ所だけ座敷席もあった。店を訪ねて下見と宴席の可否を打診した。座敷席はテーブルの配置を変更すれば10人前後の会食は可能である。「予約制は採っていないが席の確保は対応したい」とのこと。そこで参加申し込みのオヤジ会メンバーに会場変更の連絡をした。特に異論はなく最終的に9名の参加者を再確認した。
 当日4時半に店に着いた。店長と名刺を交わして座敷のレイアウト変更をお願いした。3店舗を兼務する50代とおぼしき女性店長の明るく意慾的な対応に好感を持った。
 定刻の午後5時過ぎには会員たちが顔を揃えた。カウンターの料理を選んでレジ前で注文した飲物と一緒に各自で清算する。全員の着席を待って宴席を始まった。冒頭の報告は「中学校部活の地域移行」を中心に子どもたちの放課後の居場所問題を話し合った。参加者の子供世代への支援の意気込みが伝わった。
 途中で各自が飲み物や料理を追加した。自分好みの料理を自由に選択できるのが嬉しい。初めて注文した「もつ鍋」が美味しくてお値打ち価格で満足した。
 午後7時前には料理をほぼ食べ終えカップも空になっているようだった。頃合いと判断して宴席の打ち上げを伝えてお店を後にした。帰路について集合写真を撮り忘れたことに気がついた。折角の初めての会場での記念画像が撮れなかったことを悔やんだ。

ちょい呑みオヤジ会10年の歩みの整理2025年01月04日

 帰省中だった花ちゃん一家が元旦に帰宅し、夫婦二人の静かな我が家に戻った。8日のボランティアセンターの会議までは地域活動の予定もなくブランクが続く時期である。毎年この時期には地域活動のまとまった事務処理を行っている。
 今回は”ちょい呑みオヤジ会10年の歩み”を整理することにした。2015年1月に発足したオヤジ会は昨年12月に丸10年を迎え86回を数えた。この間、2017年10月に台風直撃で初めて休会し、2020年3月から2年2カ月に渡ってコロナ禍で休会を余儀なくされ、2022年5月に再開したものの同年7月から9月までコロナ禍の再燃のため休会した。
 足跡を辿るについてのデータに不足はない。毎回レジュメを準備したことで、86回分の開催日、会場、会費、参加者、事務局報告事項のデータが手元に残っている。このデータの集計に丸二日かかった。その結果10年の歩みの輪郭が浮かび上がった。
 この10年間のオヤジ会参加者は市社協地区担当や市役所関係者のゲスト4名を含めて81名だった。この間に亡くなられた方が8名で、施設入所等の転居者は10名である。10年間の延参加者数は1,159人で1回当りの平均参加者数は13.5人だった。ただコロナ禍休会以前の2020年2月の58回例会迄と再開後の59回目以降では参加者数の違いは顕著だ。コロナ禍までは平均参加者数は12.9人だが、再開後は15.3人と20%ほど増えている。
 再開後18人の新規参加者があったが、その内8人が現役で44%を占める。コロナ禍以前は59人中現役は10人で17%に過ぎない。亡くなられた方や転居された方にコロナ禍の再開後に一度も参加のない休眠会員を除いた実質会員は34名である。その内コロナ禍以前からの会員は16名で再開後の参加会員は17名であり、今や再開後の新しい参加者が多数派である。平均年齢もコロナ禍休会直前の57回全体会のデータでは69歳だったが、昨年7月の81回全体会では旧会員の高齢化の進行にもかかわらず66歳と3歳若返っている。また実質会員中の現役会員は11名で実に33%を占め、リタイヤオヤジの会というイメージの修正が必要である。
 こうしたオヤジ会のアウトラインを整理してみると、リタイヤ世代と現役世代の交流を兼ね備えた多世代交流の場であるといえる。少子高齢化が進行し地域コミュニティの脆弱化の中で、”放課後の子どもの居場所”等の地域課題について大いに議論を深め可能な対応を検討したい。

オヤジ会で”中学校部活の地域移行”が話題に2024年12月27日

 今年最後の86回目の”ちょい呑みオヤジ会”が17人の参加者で開催された。19人の参加予定だったがインフルエンザの罹患で直前に兵庫ブレイバーズ球団代表と球団監督の2名のキャンセルとなった。
 冒頭の事務局報告では「全国の公立中学校の部活動の地域移行」を中心に情報提供した。子どもたちの放課後の居場所や見守りについてはかねてからオヤジ会メンバーの多くが関心を寄せていた。7年前には健在だった子供会のクリスマスイベントに8人の会員がお手伝いした。今年7月には人員不足だった小学校の放課後キッズルームのサポーターに数人の会員が応募した。
 そんな経過もあるオヤジ会だったのでその後の近況報告では子どもの居場所や見守りについてのコメントが相次いだ。キッズルームサポーターからは育成センターとキッズルームの子どもたちそれぞれが同じ運動場での交流が叶わない歪な現状が報告された。近隣の市の教職を長く務め今も関係する機関に関わっているメンバーからは中学校の部活の地域移行の余りにも拙速な対応に異議を唱える市民運動に参加しているという報告があった。まもなく閉鎖が決まっている子ども食堂の関係者からは地域の放課後の居場所づくりの取り組みの必要性が語られた。小学校のコミスク関係者からは小学校の植木の剪定にオヤジ会メンバーの協力が得られることになったというコメントがあった。
 私からは以下のようなコメントを伝えた。日本の「少子高齢化」が話題になって久しいが、介護、在宅ケア、認知症等、ともすれば高齢化対応に追われがちだった。ここに至っていよいよ地域社会に大きな影響を及ぼす「部活の地域移行」という少子化対応が迫られている。オヤジ会という地域交流の広場でこの問題が幅広く議論され共通の問題意識が持てたことはオヤジ会が貴重なインフラであることを物語っている。

オヤジ会三人組の懇親2024年12月11日

 山口公民館地域学習推進員の来年3月末の任期満了に伴う新たな推進員が何とか決まった。前回のオヤジ会で出席者に推進員を募ったところ以前から個別に打診していた方の就任意向が示された。
 推進員は地元自治会からの推薦枠だったが、1年毎に役員が入替る自治会役員には推薦可能な人脈は希薄である。そんな事情から自治会長から人選を依頼されていた。社協会長の人脈に加えて30数人の会員を抱えるちょい呑みオヤジ会座長の人脈もある。現在の推進員もオヤジ会メンバーである。
 そんな経過もあって現推進員と次期推進員の引継ぎを兼ねて3人で住宅街入口の”そば太鼓亭”で呑み会を持った。現推進員は同年代だが次期推進員は10歳ばかり若い。お二人ともオヤジ会には20回以上の参加があり気心は知れている。個人的にもリタイヤ後に得られた価値観を共有できる仲間である。
 推進員の引継ぎを簡単に済ませた後は様々な話題に花が咲いた。コミュニティバスの動向、神戸市北区と三田市の病院統合問題、県知事選のSNS問題、オヤジ会の地域インフラとしての役割等々。5時からの呑み会があっという間に2時間近くを過ぎてお開きとなった。

オヤジ会で地域コミュニティの現状を報告2024年12月01日

 85回目のちょい呑みオヤジ会が開催された。前回は8名と久々の一桁参加だったが、今回は一転して18名もの参加者となった。
 冒頭の事務局報告では地域コミュニティの維持に関わる3点を報告した。ひとつは自治会から依頼された山口公民館地域学習推進員の募集呼掛けである。説明を終えた後、事前に声掛けしていた方から引き受けても良いとの意向が示された。2点目は地域組織の会員退会や役員のなり手不足が組織の脆弱化を招いている点を報告した。子ども会、婦人部の解散、自治会の会員減少と役員なり手の不足による運営の脆弱化、会員激減のPTAの存続の危機、来年改選を迎える民生委員のなり手不足等の現状である。3点目はそうした地域組織の脆弱化の反面で活発化しているグループもある。ちょい呑みオヤジ会や”つどい場あん”等である。いずれも個人が自主的に参加するグループで、充て職で組織を構成している地域組織と性格を異にしている。充て職中心の「地縁組織」から自主的活動者主体の「志縁組織」への流れとしてコメントした。
 参加者の近況報告となった。司会者から時間内に終わるためにも一人3分以内の報告が要請されたこともあり、閉会の20分前に全員の報告を終えた。相変わらず参加者報告は多彩だった。西宮市・紹興市友好交流協会長の日中両市のイベント支援の比重が中国側にシフトしたという報告。現役住職の僧侶の世界も深刻な人不足になっているとの報告。関西独立リーグ球団代表の選手のドラフト調査票を巡る裏舞台情報。市社協地区担当のコイバナ情報等々。
 近況報告後の20分ばかりのフリータイムを過ごした後、恒例の集合写真で締めて定刻8時に散会した。

オヤジ会近況報告---止め時---2024年10月27日

 毎回のオヤジ会では参加者全員が近況報告をする。参加者は今回は何を報告するかを迫られる。これがうっとおしくてオヤジ会参加を断念する人もいると思われる。それでも頑なに続けている。それだけに今も参加するメンバーは報告すべき近況を過ごしている強者たちと言ってよい。
 かくいう私もオヤジ会での近況報告にはそれなりに事前準備をして臨んでいる。それは月一回の過ごし方の棚卸しでもある。直近のオヤジ会では”止め時”をテーマに報告した。
 2006年6月からこのブログを始めた。2007年頃からはほぼ毎日更新を続けている。問題意識をもって日々を過ごすという意義があり、認知症予防という大義が毎日更新の励みになっている。2010年3月からは万歩計をつけてのウオーキングが日課となった。こちらも大荒れの天候の時以外は頑なに1日1万歩以上を歩いている。平均歩数は1日1.1万歩を超えている。
 それぞれ15年前後に及ぶこの日課も歳相応に息切れ感が出てきた。”止め時”の心境がオヤジ会近況報告の背景にある。ただ〇か×かの2択は避けるべきと思っている。1万歩を6千歩にしたり、ブログ更新を間引いたりと△の選択肢を選びたい。
 そんな心境の近況報告を吐露した。

和気あいあいの8人のオヤジ会2024年10月25日

 84回目のちょい呑みオヤジ会の参加者は8名だった。今年に入って7回のオヤジ会の平均参加者が16名だった。いつになく少ない参加者はテーブル席2卓の和気あいあいの懇親の場となった。
 冒頭の事務局報告では地元小学校の放課後キッズルームの見守りサポーターの緊急募集をお願いした。今年5月に地区社協やオヤジ会で募集し5人ほどの応募があった。ただその後サポーターの様々な事情で実働メンバーの減少が相次いでいたためオヤジ会での緊急募集となった。オヤジ会参加の兵庫ブレイバーズ球団代表に選手の応募が可能かを打診した。曜日を絞り込んでメンバーを分担した形の応募を検討したいとのこと。後、もうひとりの参加者も応募したいとのこと。
 もう一点、来月23日の地区社協ぬくもりフェスタも案内したところ、球団代表から選手による”ストラックアウト”のイベントを提案された。チラシ等の案内は時間切れで難しいがサプライズ企画でできるのではないかということになった。
 近況報告では、真言宗住職のフィリピンでの宗派を超えた戦没者法要の話題や、山形での父親の生前の事績を訪ねた旅の報告、オヤジ会当日がプロ野球ドラフト会議だった球団代表の今回は選手への事前打診がなかったという報告などに注目した。参加のオヤジ会メンバーたちの多様な活動報告に、少人数ながら2時間の例会があっという間に時間が経った。