若手高齢男性のボラセン来訪2021年06月18日

 朝11時前、携帯コール音が響いた。ボランティアセンターの当番からの連絡だった。”今、定年直後の男性が来訪されて、ボランティセンターのことや地区社協のことをお訊ねされている。できれば会長も来てもらって一緒に説明してもらえないか?”ともこと。快諾してすぐにボラセンに向かった。
 ボラセンには地区社協エリアの隣町在住の65歳の男性の姿があり、ボラセン当番や急遽呼ばれたベテランコーディネータと懇談されていた。聞けば、現役生活をリタイヤした直後で、かねて関心のあった地域活動への参加を模索しているとのこと。テーブルには持参された何部かの地区社協広報紙が広げられている。ご本人の関心と意欲が窺えた。
 有償ボランティアにも関心があるとのことで、当面ボランティア登録をお願いするとともに、今期の地区社協役員会へのオブザーバー参加を打診した。それぞれに前向きに検討する旨の意向があり、今後の連絡用にコーディネータとのLine交換をさせてもらった。
 2月にもリタイヤ間もない高齢男性の地区社協活動への関心が寄せられ、お会いして意気投合し4月総会から正式に役員に就任して頂いた。リタイヤ後の男性のセカンドライフの選択肢のひとつに地域活動への参加が目につきだした。超高齢社会を迎えて在宅介護や認知症ケア等の地域包括ケアがクローズアップしている。少子化や格差社会で子育て支援や子どもたちの放課後の居場所等の子ども問題も焦点化している。障がい者支援も含めた共生社会への地域対応が迫られている。そうした時代の要請がリタイヤ男性たちの地域活動への関心を呼んでいるのだろう。
 地区社協はそうした時代の要請に対応する地域福祉全般の活動を担っている。年6回、全住民向けに定期発行している広報紙は新たに地域活動への参加を志す皆さんとの架け橋でもある。