水田と雲海2021年06月24日

 前日の雨も上がり青空の見える梅雨の合間の空模様だった。朝6時過ぎの心地良い空気に包まれて有馬川土手道を北に向かった。
 中国道の高架下を抜けて東側の水田を眺めながら進んだ。水田の向こうに丘陵地が横たわる。二つの丘陵が重なり合う谷間に前日の雨による水分が一斉に蒸発している景色が目に入った。小さな雲海のように見える。その雲海を昇ったばかりの朝日の陽光が木漏れ日のように鋭い斜線となって貫いていた。
 水田とビニールハウスと雲海の木漏れ日が幻想的な風景を醸していた。