早朝ウオーキングで１カ月ほど前から気になる光景が目についた。山口町の旧集落・名来の一角に徐々に姿を現した新たな鉄塔である。すぐ近くには送電線を架けた既存の鉄塔が立っている。送電線を支える鉄塔の老朽化に伴う建て替え工事のようだ。
　高さ４０～５０ｍもあるかと思われる鉄塔工事である。高い建物もない旧集落のど真ん中に立つ鉄塔はひと際目につく建造物だ。既存の鉄塔の前に目を見張るような高いクレーンに吊り下げられながら鉄骨が組み立てられる様は嫌でもインパクトのある光景として目に飛び込んでくる。恐らくもう二度と目にすることのない光景を焼き付けた。