創作ミュージカル有間皇子物語に向けた確かな第一歩2012年04月14日

 市民ミュージカル劇団『希望』後援会の「第二回総会&有間皇子シンポジュウム」の日を迎えた。1月の後援会役員会で開催を決定して以来3カ月に及ぶ準備を経てようやく開催にこぎつけた。
 朝9時前から後援会役員たちが会場の山口ホールの舞台や客席設営を行った。受付には4人の主婦会員の応援を頂いた。開会の10時には約40名の会員が客席を埋めた。
 後援会総会が始まった。昨年11月の設立総会以来の6カ月ぶりの総会である。西宮市長のメッセージ、地元財団法人・徳風会理事長の祝電が披露された。活動報告と決算、活動計画と予算、役員、会則改訂といった議事が30分の予定時間通りに承認された。
 10分の休憩を挟んで第二部・有馬皇子シンポジュウムが「町づくりとミュージカル」をテーマに始まった。ここからは劇団員の皆さんなどの参加があり約60名の参加者を得て開会となった。緞帳が上がり舞台上には進行役の高井劇団代表と基調報告者の元神戸新聞総合出版センター社長・宮本範煕さんの姿がある。但馬でミュージカル「アメノヒボコ」をプロデュースされた宮本さんから18年前のヒボコ上演に至る経過や但馬に残したミュージカルという新たな文化についての報告があった。ヒボコ上演に関わったメンバーたちが今尚、毎年同窓会を開催しているという。それほどに感銘深い取組みだったのだろう。
 続いて高井代表から紹介されたパネラーお二人が登場した。前・西宮市文化まちづくり部長で今月から市の文化振興財団事務局長に転任された部谷昭治さんと元宝塚歌劇団男役トップスターで現在も女優として活躍中の榛名由梨さんである。
 部谷さんからは市の文化振興施策の考え方と現状についての報告があった。地域の文化活動は人と人との絆づくりとなり、観光資源としての経済効果や教育、福祉への期待も大きい。市民主体の文化活動に市としても支援助成したい。劇団『希望』への支援もその一環であるといった内容だった。
 続いて榛名由梨さんである。宝塚歌劇団上演の「ベルサイユのばら」の初代オスカー役は余りにも有名である。宝塚歌劇団入団後のエピソードや歌劇団作曲家時代の高井さんとの交流、三田で生まれ西宮中心部で育ち今は北六甲台に在住しているという自身のこの町との関わりなどが巧みなトークで語られ、「歌って踊って芝居して」のミュージカルの舞台に立ってぜひ達成感と感動を味わってほしいと結ばれた。
 進行役の高井代表からも、創作ミュージカル有間皇子にかける想いが述べられた他、蹴鞠のシーンとサッカーをダブらせた有馬皇子舞台構想のサワリなども触れられた。
 予定の2時間があっという間に過ぎた。シンポジュウムの節々で会場から拍手が起こり笑いが起こった。手応え十分の今回のシンポジュウムが、「創作ミュージカル有間皇子物語」上演に向けての確かな第一歩を踏みだしたことを確信した。
 会場の片付けを終えて、パネラーの皆さんと後援会役員は近くのガーデンレストラン・ベルヴェールに向かった。お礼を兼ねての昼食懇親会である。ここでも榛名さんの豊富な話題と気さくな人柄でおおいに場を盛り上げて頂いた。ランチ後には店外のガーデニングで記念の集合写真に納まった。