社協分区長という役割2017年01月21日

 昨年4月に社協(社会福祉協議会)の地区分区長に就任した。以来8カ月余りが経過しその役割の全貌が徐々に見えてきた。一年前までの一年間は副分区長だったが、組織の責任者としての役割の違いは歴然としている。
 3千世帯5千人の地区を対象とする組織である。これぐらいの規模の地区では幾つもの自治会があるのが通常だが、幸い対象地区には二つだけである。両自治会ともに新興住宅地であるという共通性もある。それだけに地区のまとまりは良い方だと思う。それでも歴史の違いに伴う高齢化の進展度や、集合住宅の有無等の違いによる風土の違いはある。分区長の第一の役回りはこうした違いを理解し地区としてのまとまりをどのように維持できるかという点だと思う。
 あらためて痛感したのは対外的な役割である。行政、市社協、自治会、地域団体、学校、医療・福祉施設等との関係では組織を代表して対応しなければならない。様々な書類のやりとりもある。公印を預かる立場でそのほとんどを分区長が処理することになる。年度末に向けてこうした書類のやりとりが増えてきた。結構これが煩わしい。前任者のご苦労をあらためて推察した。
 いずれにしろ一年のサイクルを経なければ全貌が把握できない。前任者の助言を得ながら地道にこなしていくしかない。