社協分区のふれあい交流会 ― 2017年01月24日
昨日、社協分区のふれあい交流会が開催された。対象地区の75歳以上のお年寄りを招いての参加費500円のお食事交流会で、分区長就任後初めての交流会である。
前日までの天気予報は降雪を伝えていた。その場合の対応を心配しながら迎えた朝は、寒さこそ厳しかったものの予想外の青空だった。会場は徒歩10分余りの結婚式場「サンパレス六甲」である。10時前に到着し役員たちと事前準備を整え開会を待った。開会の11時半には参加者82名、役員ボランティア22名がいくつもの円卓に丁目別に着席した。
冒頭、分区長挨拶がある。催し物の主催者の開会挨拶は、組織を代表して時宜に応じた組織の想いを伝えるメッセージだと心得ている。限られた時間でいかにしてその想いを簡潔に伝えられるか。事前に草稿を準備し時おり目を通しながら3分ばかり以下のような趣旨の挨拶をした。
『誕生したばかりのトランプ大統領の「アメリカファースト」を引き合いに国際社会にはびこりつつある自国主義という個人主義・孤立主義の懸念に触れた。それは難民・移民の排除を招き社会の分断化につながりかねない。国内でも同様の傾向が広まりつつあり、自治会等の地域組織の退会、役員欠員といったコミュニティの弱体化を招いている。「会費や役割分担をしたくない」「会員メリットがない」等の個人主義的な理由が多い。全住民の福祉支援を目的とした社協にとってしっかりしたコミュニティこそが活動の基盤である。多様な考え方を受入れ共存できる風土が欠かせない。「排除」でなく「包み込み」をこそ大切にしたい』
会場手配のお弁当の昼食が始まった。九つに小分けされて数々の惣菜や白ご飯、赤飯が彩り鮮やかに盛り付けられている。お年寄り向けの薄味で上品な味付けがことのほか美味しい。隣のご婦人が「プロの味やな」と呟いた。食事の合間を縫って同じテーブルのご近所さんたちと歓談した。
食事を終えて催し物が始まった。トップは永く社協のふれあい喫茶のお手伝いをして頂いている92歳の男性である。2年前から稽古を始めた落語の披露である。芸名・伝楽亭米珠さんが着物姿に身を包み用意された赤い毛氈にやおら着席し自慢の演目が始まった。20分ばかりの道具屋と殿様の掛け合い噺が終わった。年齢を感じさせないしっかりした語り口に観客がひときわ大きな拍手を送った。その後は恒例の丁目代表によるカラオケタイムである。時間のゆとりがあり追加の3名を含めて9名の歌自慢たちがマイクを握った。
最後は、会場からのリクエストで今回初めての集合写真となった。丁目別に6組に分かれて広報紙編集者のカメラに納まった。予定時間を4分ばかりオーバーして分区長として初めて臨んだ交流会が無事終了した。
前日までの天気予報は降雪を伝えていた。その場合の対応を心配しながら迎えた朝は、寒さこそ厳しかったものの予想外の青空だった。会場は徒歩10分余りの結婚式場「サンパレス六甲」である。10時前に到着し役員たちと事前準備を整え開会を待った。開会の11時半には参加者82名、役員ボランティア22名がいくつもの円卓に丁目別に着席した。
冒頭、分区長挨拶がある。催し物の主催者の開会挨拶は、組織を代表して時宜に応じた組織の想いを伝えるメッセージだと心得ている。限られた時間でいかにしてその想いを簡潔に伝えられるか。事前に草稿を準備し時おり目を通しながら3分ばかり以下のような趣旨の挨拶をした。
『誕生したばかりのトランプ大統領の「アメリカファースト」を引き合いに国際社会にはびこりつつある自国主義という個人主義・孤立主義の懸念に触れた。それは難民・移民の排除を招き社会の分断化につながりかねない。国内でも同様の傾向が広まりつつあり、自治会等の地域組織の退会、役員欠員といったコミュニティの弱体化を招いている。「会費や役割分担をしたくない」「会員メリットがない」等の個人主義的な理由が多い。全住民の福祉支援を目的とした社協にとってしっかりしたコミュニティこそが活動の基盤である。多様な考え方を受入れ共存できる風土が欠かせない。「排除」でなく「包み込み」をこそ大切にしたい』
会場手配のお弁当の昼食が始まった。九つに小分けされて数々の惣菜や白ご飯、赤飯が彩り鮮やかに盛り付けられている。お年寄り向けの薄味で上品な味付けがことのほか美味しい。隣のご婦人が「プロの味やな」と呟いた。食事の合間を縫って同じテーブルのご近所さんたちと歓談した。
食事を終えて催し物が始まった。トップは永く社協のふれあい喫茶のお手伝いをして頂いている92歳の男性である。2年前から稽古を始めた落語の披露である。芸名・伝楽亭米珠さんが着物姿に身を包み用意された赤い毛氈にやおら着席し自慢の演目が始まった。20分ばかりの道具屋と殿様の掛け合い噺が終わった。年齢を感じさせないしっかりした語り口に観客がひときわ大きな拍手を送った。その後は恒例の丁目代表によるカラオケタイムである。時間のゆとりがあり追加の3名を含めて9名の歌自慢たちがマイクを握った。
最後は、会場からのリクエストで今回初めての集合写真となった。丁目別に6組に分かれて広報紙編集者のカメラに納まった。予定時間を4分ばかりオーバーして分区長として初めて臨んだ交流会が無事終了した。
最近のコメント