つどい場”あん”の盛況ぶり2023年09月11日

 8月のお休みで2カ月ぶりのつどい場”あん”だった。12時半から始まった昼食の場には14人もの参加者が集った。主宰者のご主人の手づくり料理がウリである。お皿に盛られたお惣菜は、鶏の天婦羅、参加者差入れのミートボール、イチジクが添えられたサラダの品数。お椀には具沢山の豚汁。これにとろろ汁をかけた麦ごはんがついている。食後には参加者差入れの様々なお菓子が提供される。
 食後には参加者の自己紹介があった。毎回初参加者がある。今回は下山口在住の方で「笑い文字」や「笑いヨガ」等の笑いをテーマとした活動に取り組んでいる方の活動紹介が興味深かった。
 3時からは駆けつけた市社協地区担当のお世話でオープンしたばかりの「北部のつどい場」に一緒に出かけるとのこと。前日に見学済みの私は所用もあり2時に退席した。

久々のカワセミに、やっぱり画像を撮った2023年09月12日

 早朝ウオーキングでコンビニのモーニングコーヒーを終えて帰宅していた。新明治橋から有馬川沿いの地道に入った。川面に突き出た丸い石の上にいやでも目につく光景があった。
 久々に目にしたカワセミだった。いつもなら少しでも近づくと瞬時に飛び立つはずのカワセミが石の上でジッと川面を見詰めて佇んでいた。これはもう画像を収めるしかない。シャッターを押すときも身じろぎもしなかった。とはいえiPhone8の私のスマホ画像は低画質である。スマホの買換えを考えてしまう。

空き家の実家に戻ったご近所の息子さん2023年09月13日

 スマホに川西市在住の知人からショートメールが届いた。民生委員の時の気がかりだったひとり住まいの高齢女性の息子さんだった。女性は認知症状も進行し1年以上前に息子さんの住い近くの介護施設に入所されている。その方の転居に当たって息子さんともやりとりをしていた。
 ショートメールは電話のアポですぐに連絡を取り話をした。気になっていたお母さんの消息は「いたって健康」とのこと。電話の用向きは意外な内容だった。「60歳間近になって実家の処分を検討する過程で夫婦で戻ることも考えるようになった。実家を拠点に現役生活のキャリアを活かした事業も立ち上げた。ついては地域との繋がりについて色々教えてもらいたい」とのこと。
 彼の実家はお母さんが施設入居後はほぼ空家状態である。月一回程度、亡きお父さんの仏事のために息子さん夫婦が来訪する程度だという。いずれは売却して更地化され新居に新たな入居者を迎えるとばかり思っていた。それが空き家化した近隣の高齢世帯の住居の一般的な事例だった。
 今回の事例はそうした通常の流れを覆す異例のものだった。考えてみれば今後のひとつの流れになるかもしれない。少子高齢化、多死社会が日本の世帯数の減少を招いている。それにもかかわらず住宅需要は衰えていない。空家数が年々増加している背景である。リフォーム市場が拡大し既存住宅の購入比率も上昇している。高齢者世帯の転出に伴う空き家が、実家を離れた子ども世帯に再利用される選択肢が浮上しているように思えた。

ふれあい喫茶で”女性5人のミニライブ”2023年09月14日

 今月のふれあい喫茶はパワフルな5人の中高年女性たちのミニライブのイベントで大いに盛り上がった。出演は、”夢サークルドロップBOX”という女性ばかりのグループだった。登場した5人の女性の内、4人は旧知の皆さんだった。
 8年前まで立ち上げたばかりの市民ミュージカル劇団”希望”の後援会事務局長を4年間に渡って担った。当然ながら劇団員とも交流があり、4人の女性たちは当時の劇団員だった。
 このミニライブは5年前にも同じふれあい喫茶で演奏された。5年ぶりの演奏は、経験と実績を積んでより一層パワフルで楽しいものに仕上がっていた。
 このグループの特徴は、メンバーひとりひとりがが独自のジャンルを持って参加している点である。童謡や青春歌など観客と一緒に歌える選曲とは別に、メンバーひとりひとりがソロで得意のジャンルを披露していた。シャンソン、オペラ、沖縄民謡といった具合だ。加えて腹話術といった音楽系でない特異分野も披露された。
 1時半から1時間余りを目いっぱい楽しませ、自らも楽しみながらのライブだった。

ジョギング・メッカ2023年09月15日

 今朝の早朝ウオーキングで珍しい光景に遭遇した。場所は名来神社に向かう有馬川土手道の一角だった。名来神社前を折り返して天上橋方面に向かっていた。
 前方からいつになく大勢の人の姿が目に入った。近づくにつれてジョギングに励む人たちだと分かった。早朝とはいえ6時半頃といつもより遅めの時間帯である。いつもなら遭遇するはずのないランナーたちのトレーニング時間帯に嵌ったのだろう。中年男性とリタイヤ世代の男性、それに中年のご夫婦の4人の別々のランナーたちがたまたま接近してしまったと思われた。
 行違った後、俄かにジョギングのメッカとなった土手道の珍しい光景を後ろ姿で画像に収めた。

住宅街のおむすびキッチンカー2023年09月16日

 地区社協の敬老お祝訪問のお祝い品の仕分け作業に出かけた。丁目別に10名の役員で1時間ばかりの作業を終えた。会場のコミュニティセンターを出た時、向かいのベーカリショップの駐車場に停車している赤いキッチンカーが目に入った。住宅街におにぎりのキッチンカーが営業しているという噂は耳にしていた。そのキッチンカーに違いない。
 キッチンカーの前には「おむすび」と「豚汁」の二つのイーゼル式看板が立っている。キッチンカー前でスタッフとベーカリーショップの雑談に加わり情報を得た。ここで1年ぐらい前から毎月第2、第4木曜日に営業している。店名は”結日和(むすびより)”という。おにぎりは250円と300円とやや高目だがご飯や具の素材にこだわった自信作とのこと。勧められて鮭明太おにぎりを購入し自宅で味わったが、確かに具がいっぱい詰まった美味しい味わいだった。
 帰宅後、ネットで調べると三田を拠点にあちこちのイベント会場にも出店している7児の子育て母さんのキッチンカーのようだ。

隣町のふれあい喫茶で”リコーダー演奏”のイベント2023年09月17日

 地区社協の隣町の”ふれあい喫茶”は毎月第3金曜日に開催されている。今月の喫茶イベントは2カ月前に急遽中止となったリコーダーの復活演奏だった。
 小学校の音楽会でおなじみのリコーダー演奏だが、このグループの演奏は本格的なものだ。4人のメンバーが各自2~3本もの種類のリコーダーを持参しての演奏だった。ソプラノ、アルト、テナー、バス等のリコーダーがあり、それらの楽器紹介もあった。
4人のメンバーは今回初めて着用したという演奏用のドレスで登場。参加者に配布されたプログラムもなかなか凝った演出だった。オープニング演奏に始まって楽器紹介、動物をテーマとしたメドレー曲の動物当てクイズ、馴染みのある「G線上のアリア」や「大きな古時計」演奏と続き最後は参加者との合唱曲「ふるさと」で締めくくられた。そして会場のアンコールに応えて演奏されたのは管楽器ケーナの名曲「コンドルが飛んでいる」だった。
 1時間程の本格的なリコーダー合唱を楽しんだ。

在宅介護中の弟を見舞った2023年09月18日

 半年ばかり入院中だった弟がようやく8月末に退院した。胃瘻の手術を終えての退院だった。退院後20日近くを経て在宅介護も落ち着いたのではないかと思い家内同伴で加古川の弟宅に見舞った。お昼頃の訪問で介護者の奥さんへの労いもあり弟宅近くの「下村」の”きざみ穴子弁当”を持参した。
 入院中の病院に見舞って以来約1カ月ぶりの対面だった。1階和室奥の居室に据えられた介護用ベッドに半身を起こしている弟の顔が目に入った。1カ月前と比べるとよほど元気そうで顔色も良い。家に戻りたいという願いが叶ったことも良い効果をもたらしているのだろう。とはいえ言葉の発声は思うに任せない。時折り単語は理解できるが会話には程遠い。それでもこちらの話しは聞き取れるので最低限のコミュニケーションは可能だ。
 ほどなく奥さんによる胃瘻を通じた弟の栄養剤注入という昼食が始まった。入院中に在宅介護のケアの研修を受けての措置である。弟の口からの食事の楽しみさえも奪われたことの哀しさを想った。今はプロ野球や大相撲のテレビ観戦が数少ない楽しみになっているようだ。
 車イス使用も困難な今はデイサービスの利用も叶わない。栄養剤の効果もあって徐々に体力も回復している。口での食事もできるよう咀嚼訓練も始まった。安定した在宅介護に向けて奥さんともども様々な試みが続いていることを喜んだ。
 2時間ばかり滞在し辞去した。弟の口から発せられた「さよなら」という明瞭な単語に送られた。

1時間遅れの散歩道の風景2023年09月19日

 深夜の12時過ぎに目が覚めた。寝付けないまま眠りを断念して1階のリビングに降りた。録画していたビデオを観ているうちにそのまま眠ってしまった。二度寝から目覚めたのは6時半頃だった。朝の一連のルーティンを済ませて早朝ウオーキングに出かけたのは7時半過ぎだった。いつもより1時間以上遅い出発だった。
 1時間遅れの散歩道がいつもにない効果や光景をもたらした。いつもの爽やかなひんやり感のある空気は望むべくもない。生ぬるい暑さに包まれて歩いた。
 住宅街を出て有馬川に架かる天上橋の袂にやってきた。川沿いに新天上橋に向かう狭い歩道に珍しい光景を見た。ランドセル姿の6人の小学生たちだ。通学路とはかけ離れた場所である。見れば男の子ばかりだ。通学途中で回り道してどこかの冒険スポットにでも立ち寄ったのだろうか。どこか悪童っぽい風情を漂わせた子どもたちに微苦笑した。

介護者の会での特殊詐欺情報?2023年09月20日

 猛暑の8月を休会していた”介護者の会”が2カ月ぶりに開催された。一般参加の4人の方は全員介護卒業者のおひとり住まいの高齢女性である。私を含めて3人のサポーターが参加した。
 会の冒頭にある参加者から緊張した面持ちで次のような発言があった。二日ほど前に固定電話に「コープこうべのお弁当宅配案内」を名乗る電話があったという。関心を示すと次々と案内手順が告げられ銀行口座まで尋ねられた。それについてはあらためて自宅を訪ねて説明することになった。今朝がその来訪予定だったが、不審に思いお友だち宅に身を隠してやり過ごした。ところが朝から携帯に頻繁にコール音が鳴った。なぜ携帯番号を知っているのかと怖くなって一切出なかった。これから自宅にひとりでいるのも怖い。
 その発言を聞いた同席者たちは特殊詐欺に違いないと口々に反応した。その上で、私から市の消費生活センターに相談してはどうかと助言した。会の世話役が本人に代わってセンターに連絡した。センターの担当者は携帯履歴にある不審者とおぼしき番号に確認の電話を入れるとのこと。暫くして担当者から連絡があり「その番号は○○さんという当事者の知人のようだ」とのこと。○○さんは今回は欠席だがこの会の世話人でもあり当事者とも懇意な人で昨日も懇談したばかりとのこと。どうやら当事者から不審電話の件を聞いて心配の連絡をいれたという経過のようだった。
 結局、最初の固定電話にかかった電話だけは特殊詐欺と思える不審情報だが、それ以降の携帯等への連絡は知人の安否確認だった。今回の介護者の会はこの方の不審情報を巡る関係者とのやりとりで大半を過した。
 おひとり住まいの高齢者の皆さんの日常生活の不安感をあらためて思い知らされた会だった。