びわ湖毎日マラソンのもうひとつの楽しみ2019年03月11日

 昨日、午前中の名古屋ウィメンズマラソンに続いて、午後はびわ湖毎日マラソンの中継を楽しんだ。
 30Kmまではペースメーカーが巧みにレースをつくり、順調な記録が期待できるレース展開だった。そして予想通りペースメーカーが離脱した途端レースが動いた。一気に外国勢がペースを上げ日本勢は山本憲二がただ一人40Km手前まで先頭集団にくらいつき、日本人トップの7位でゴールした。記録的には山本浩之、河合代二の二人が2時間11分を切ってMGCの出場権を獲得した。
 個人的にはびわ湖毎日マラソンはレース展開以外にもうひとつの楽しみがあった。娘夫婦の住まいがコースに隣接しているのだ。しかも転居したことで膳所と唐橋という二つの地区がコースに隣接していた。花ちゃんのいる娘宅を何度も訪ね、転居後の瀬田では唐橋周辺をよく散策した。その瀬田の唐橋付近はびわ湖毎日マラソンのコース設定上4往復もする。次々に映し出される親しみのある風景がマラソン中継の楽しみを倍加してくれた。

名古屋ウィメンズマラソン2019とMGC2019年03月10日

 名古屋ウィメンズマラソン2019をたっぷり楽しんだ。スタートからペースメーカーが引っ張る30Kmまでは想定タイムを上回るハイペースで展開した。30Km地点では9人の先頭集団に岩出、福士、上原の3人が後方ながら辛うじてくらいついていた。
 ペースメーカーが離脱した直後に集団は地力の違いを見せつけるかのようにばらける。2人のケニア勢が一気に抜け出し3人の日本勢は後塵を拝する展開となりその形勢は拡大する一方だった。優勝争いや3位入賞の可能性がほぼ消えて通常ならここで興味は半減する。
 ところがこのレースは東京五輪代表選考レースのグランドチャンピオンシップ(MGC)出場権を懸けた最終戦でもある。現在女子選手はわずか9名しか出場権を獲得していない。このレースで何人が獲得できるかという興味が残されていた。勝負だけでなく出場権をクリアできるタイムが興味をつないでいる。事実30kmまでのハイペースが予想以上のMGC出場権獲得者が期待できた。
 このレースのもうひとつの興味は、個性派ランナーの福士加代子の復活なるかということだった。1月の大阪国際女子マラソンで転倒し途中棄権した彼女がそのわずか41日後に再挑戦した。結果は日本人2位でMGC基準の2時間27分を大きく上回る2時間24分9秒で見事にMGC出場権を獲得した。
 更に福士を含めて新たに5人がMGC出場権を獲得したこともこのレースの大きな収穫だった。

NHKが「多剤投与と副作用」を報じた2019年02月19日

 朝のNHKニュースを観ていた。「多剤投与と副作用」の文字が何度も画面に写しだされていた。NHKもとうとうこの問題を取上げ始めたのかと思った。私の知る限り大手メディアはこのテーマに消極的である。製薬業界というスポンサーへの配慮や製薬業界との密着度の深い医療界主流の考え方に配慮していると思える。
 ニュースでは、様々な症状で多剤投与されている認知症の80代の男性の動向を伝えていた。別の医師の診断で多剤投与の副作用が懸念されたので何種類かの服用を中止したところ認知症状がかなり改善された。「多剤投与は副作用が多い」「新たな服用後に異常が発症したら副作用を疑ってみる」等のメッセージが伝えられた。
 個人的にも多剤投与には注意している。それでも高血圧、血糖値抑制、前立腺肥大の持病に4種類の薬を服用している。身体のパーツごとの発症に処方されるのだから慢性期症状を抱える高齢者の服用は増えるばかりである。パーツでなく身体全体の症状で優先順位をつけた処方が必要だ。信頼できるかかりつけ医との相談による処方が求められる。
 多剤投与の副作用は患者の問題だけではない。膨らみ続ける国全体の医療費コストへの副作用も大である。国は財政悪化のしわ寄せを福祉費カットに向ける前に何故多剤投与の抑制を本気で取り組まないのか。

セヴンイレブンの「ちょい生」販売計画の中止2018年07月19日

 早朝ウォーキングの最後には最寄りのセブンイレブンに立ち寄ってモーニングコーヒー片手に読みかけの文庫本を読むのが日課になっている。この時間帯でコーヒーが飲めるのはコンビニのイートイン利用しかないからだ。100円のドリップコーヒーの味わいにも満足している。
 数日前にいつものように寛いでいると、スタッフ同士の会話が耳に入った。「セブンイレブンがビールサーバーを置いて生ビールを販売するというヤフーニュースをみたけど、それはないわな~。これまでもイートインで買ったばかりの缶ビールを呑み始めたおじさんにそれだけは勘弁してとお願いした。生ビール販売になると店内飲酒はもう止められんわ」。同感だった。
 そのセブンイレブンの生ビール販売の試験導入が中止になった。「店での対応が難しい」との判断のようである。妥当な判断である。個人的には生ビールは好きだがコンビニで呑もうとは思わない。それ以上に24時間営業のコンビニの地域との関わりという視点が必要だ。今やコンビニは地域には不可欠なインフラといえる。とりわけ深夜の安心安全面での機能は得難いものがある。そのコンビニでの生ビール販売は安心安全面の機能を自ら貶めることになりかねない。スタッフの少ない深夜の酔っぱらいを店内に呼び込むことになりかねない。スタッフとのトラブルも懸念される。ひとまずは良識ある判断に賛同したい。

5歳の女児のひらがなノート「おねがいゆるして」2018年06月07日

 朝刊社会面のトップを飾った記事は衝撃的だった。東京都目黒区で発覚した5歳女児「船戸結愛(ゆあ)ちゃん」の虐待死を伝える記事だった。虐待を繰り返した親たちが住む部屋からは、「もっとあしたはできるようにするからもうおねがいゆるして」などと結愛ちゃんが書いたノートが見つかったという。
 結愛ちゃんの体重は死亡時、同年代の平均の約20キロを下回る12・2キロだった。2歳半の孫娘・花ちゃんとほぼ同じ体重である。結愛ちゃんの愛らしい報道写真に、元気いっぱいに幸せに過ごしている孫娘の姿を重ね合わせながら思わず涙ぐんでしまった。
 いったいこの国はなぜこんな社会を生みだしてしまったのだろう。特定の親たちの犯罪性もさることながら、子どもたちへの虐待や虐待死が後を絶たない社会を生みだした大人たちの責任は重い。根底にあるものは社会に蔓延する個人主義(ミーイズム)ではないか。
 自身の権力保持やお友だちへの利益供与のためには平気で虚言を弄する我が国の最高権力者はその最たるものだろう。格差社会や貧困化の進展がそれに拍車をかけ、「自分さえ良ければ」の意識が増幅する。対立、分断、排除が横行し、地域コミュニティを侵食する。協調、共存、包み込みという地域を支えてきた良き風土をもう一度取り戻すことこそが問われている。

「だるまさんがころんだ」の絵本作家の訃報2018年05月08日

 絵本作家・かこさとし氏が亡くなった。92歳だった。個人的には孫娘・花ちゃんの「だるまさんがころんだ」などの作品の読み聞かせ絵本の作家という関わりがあった。1年前に同シリーズの動画をみながら花ちゃんが言葉と手振りで一緒に楽しむようすが思い出深い。http://ahidaka.asablo.jp/blog/2017/03/31/8436549
 あらためてネット検索して氏の経歴等を知った。東大工学部応用化学科卒業のバリバリの理工系の人である。だるまさんシリーズの作風からは意外な気がしたが、幼児が喜ぶような絵と文章が計算された理詰めの構成で展開されていることを思えばナルホドと頷ける。
 「だるまちゃんとてんぐちゃん」が代表作のようだ。今度花ちゃんと一緒に過ごせるときにはぜひ読みきかせようと思った。

散策講座14時間後の有馬温泉火災2016年11月12日

 昨日のブログで公民館講座「有馬散策」を記事にした。有馬を散策した翌日午前中のテレビ報道で有馬の中心部の火災が伝えられた。おひとりが死亡し民家や店舗4棟が延焼したという。
 延焼した現場は金の湯や念仏寺に近く、中心街の湯本坂に面した場所である。そこは私たちが散策講座で訪ねた所で、その14時間後の火災だった。火元に隣接した伝統工芸品「有馬人形筆」の西田筆店も全焼した。受講者の皆さんに「ここが有馬筆を作っているお店です」と案内したばかりだった。もし講座が1日遅ければ到底散策どころではなかった筈である。
 それにしても有馬の街の特有の地形がもたらす火災のリスクを思い知らされた。狭隘な坂道の多い町である。入り組んだ狭い路地が縦横に走っている。あの地形でどのように消火活動が行われたのだろう。その特有の地形で宿泊客も多いという条件も折り込んで有馬の住民たちは様々な防火設備を整え消防訓練を重ねているのだろう。

リオ五輪男子400mリレー決勝の劇的な舞台2016年08月20日

 リオ五輪前半の日本勢の活躍は目覚ましいものがあった。後半に移り陸上競技が中心になると期待はやや薄れる。日本人の体格、体力という肉体的な制約がこの分野での好成績の壁となって立ちはだかる。個人競技主体の陸上競技では体格や体力の優劣が競技結果を左右しやすい。
 そんな中でリレー競技は二つの点で肉体的ハンディを乗り越える可能性を秘めた種目である。ひとつは個人種目でなく4人の連携競技という点であり、今ひとつはバトンの受渡しという高度な技術を介在した競技という点である。
 リオ五輪男子400mリレー決勝では4人の日本人若者たちがこの可能性を見事に実証してみせた。100mを9秒台で走る記録保持者たちに交じって誰一人9秒台の記録を持たない。それだけに個人記録の優劣でなく4人の連携による総合力の発揮が問われた。体力面をカバーできるバトンパスは日本チームの技の本領発揮の場であった。コンマ0秒を争う短距離走にあってこの技術の優劣のウェイトは大きい。リオ五輪に向けてチームの総合力とバトンパスの抜きんでた技術力が鍛え抜かれた。
 リオ五輪男子400mリレー決勝の舞台でそれは如何なく発揮された。その劇的な舞台をテレビのライブ放映で食い入るように観た。第3走者までの見事なバトンリレーを経てアンカーのケンブリッジにバトンが渡った。画面右側をあのレジェンド・ボルトが走っている。ボルトのゴールの直後にケンブリッジが予選1位のアメリカを振り切ってゴールした。オリンピックの陸上競技決勝の舞台で日本人選手が世界のトップスターと肩を並べるようにゴールする画像は信じがたいものだった。そのゴールはアンカーだけのものではない。アンカーを含めて4人の走者が紡いだものだ。総合力とバトンパスの技術がもたらした輝かしい成果である。

27歳の孤高のレジェンド2016年08月12日

 リオ五輪の体操男子個人総合で内村航平が前回に続いて金メダルを獲得した。この優勝で内村は世界選手権と合わせて8大会連続で世界の頂点に立ち続けている。日本人アスリートとしては今最も輝いている選手と言って過言でない。金メダルを争ったライバルのベルニャエフ(ウクライナ)をして「航平さんを一生懸命追っているが簡単じゃない。この伝説の人間と一緒に競い合えていることが嬉しい。世界で1番クールな人間だよ」と言わしめた。今や内村は世界の舞台で伝説の人(レジェンド)となっている。
 8大会連覇のスタートは20歳の時の2009年世界選手権である。以来、世界選手権6連覇とロンドン、リオの五輪連覇で7年間に渡ってトップに君臨し続けている。7年間もの間、世界の頂点に立ち続けるためには想像を絶する努力があった筈だ。競技内容のたゆまない進化を誰もが認めるかららこそのレジェンドなのだろう。
 早朝のライブ映像をはじめ彼の決勝の舞台の映像に何度も見入った。ベルニャエフとの息詰まるような歴史的な名勝負を最後の鉄棒の演技での劇的な大逆転で制した。鉄棒の最後を両足を揃えた微動だにしない見事な着地で終えた瞬間だった。両拳を挙げてガッツポーズを示しながら瞬間的に瞼を閉じた。「美しい体操」をめざして極め続けた技と精神力が見事に結実し、その満足感に満たされた瞑想のように見えた。直後に「美しさの向こうにある何かが見えた」とコメントした。極めた果ての孤高の言葉だろうか。とは言え彼は弱冠27歳の若者である。若者のセルフとも思えないその成熟した言葉に王者の孤独を垣間見た。
 孤高の王者の後をようやくベルニャエフという優れたライバルが迫ってきた。世代交代という苛酷な現実を素直に喜んでいるかのようなコメントは、孤独な自らとの闘いの重荷を降ろせるという安堵の想いがなかっただろうか。リオ五輪映像の中でも最も感動的なドラマを堪能した。

エ~ッあの新名神工事現場で大事故ってか!2016年04月23日

 昨日の夕方、市の民生・児童委員会総会を終えてやまなみバスで帰ってきた。下山口バス停で下車して新天上橋まで帰った時だ。天上橋交差点付近で何台ものパトカーの赤ランプの点滅を目にした。上空では複数のヘリコプターのプロペラ音がかしましい。出会ったご近所の奥さんから近くの新名神高速道工事現場の橋桁落下事故のニュースを聞いた。帰宅してすぐにテレビをつけてみて驚いた。散歩道のコースのひとつでもある見慣れた風景が、巨大な鋼鉄の橋桁が落下した生々しい事故現場に一変している。
 1カ月ほど前にも橋桁が架橋された直後の工事現場を目撃していた。http://ahidaka.asablo.jp/blog/2016/03/27/8058141 その時に収録した橋桁架橋直後の画像も手元にある(添付画像上段)。
 事故現場を見ておきたいと思い今朝の散歩コースで現場に向かった。国道176号線は現場北側の落合橋交差点から通行止めになっていた。落合橋を渡り有馬川堤から現場に向かったが、ここも平田の集落に入る道筋で警備員が通行止めのガードをしている。やむなく集落の中を抜ける旧街道を北に向かった。平田薬師堂の背後に新名神の工事現場が見える。並行に架かっている筈の上下二車線の橋桁の北側が斜めに傾いでいる(添付画像下段)。旧街道も事故現場の手間で警備員ガードの通行止めとなっていた。
 ブログの架橋直後の現場記事を「開発を邁進する建設工事技術の進化と威力に圧倒された」と結んだ。1か月後の事故現場を眺めながら、「建設工事技術の進化と威力の予想外の脆さ」を痛感した。