映画評「ブーリン家の姉妹」 ― 2008年11月26日
第4水曜日である。例によってシネマの日だ。市大病院の大幅な診察時間の遅れでTOHOシネマズなんばのチケットカウンターに着いたのは12時20分だった。前列2列目の首のだるい席に着いた時、お目当ての作品「ブーリン家の姉妹」の上映が始まった。
今月6日に映画二本をハシゴしたお陰で観たい映画がない。ネット検索で見つけたのがこの作品だった。16世紀イングランドの王室を舞台とした歴史映画である。何より観客の評価が高い。
イングランドの牧歌的でゆったりした風景とは裏腹に物語は、アップテンポで目まぐるしく展開する。田舎貴族の美しい姉妹であるアンとメアリーが主人公である。時の国王ヘンリー8世は跡継ぎの息子を待望するが后はもう子供を生めそうにない。姉妹の父親は姉のアンを国王の愛人にと画策するがアンの行動が原因で国王は人妻であった妹のメアリーを見初めてしまう。国王の愛人となったメアリーとその付添いのアンの宮廷生活が始まる。ここから国王を巡る姉妹の愛憎、后との攻防、姉妹の両親の葛藤、母の実家の野望などを絡めたドラマが始まる。逆転に次ぐ逆転の展開は推理小説を連想させ、近親相姦までも織り込んだ愛憎劇はシェイクスピアの戯曲を髣髴とさせる。いずれにしろ期待以上の作品であったことは間違いない。
映画のストーリーがどこまで真実なのか知りたくなった。イギリス国教会設立が国王ヘンリー8世のアンとの結婚が理由だとする展開には無理があると思った。帰宅後、ウィキペディアで検索すると映画のストーリーはほぼ歴史的事実だった。だとすればイギリス王室の恥ずべきスキャンダルをかくも赤裸々に映画化されることに驚くほかはない。
2時過ぎの遅い昼食を近くの千日前のカレーの「自由軒」で採った。昼食には遅すぎる時間にもかかわらず店内は7割方の客で埋められていた。注文は何といってもかの織田作之助も愛したという名物カレーだ。店内には「織田作文学発祥の店」「トラは死んで皮をのこす。織田作死んでカレーライスをのこす」と添えられた織田作の写真が誇らしげに掲げられている。いかにも大阪のおばちゃん風の店員が「名物カレー」を運んできた。混ぜ合わされたカレーとライスの盛りの真ん中に生卵が乗っかっている。独特の風味のカレーライスだったが、それ以上に歯の痛い私にとって奥歯の使用を要しない格好の昼食だった。
今月6日に映画二本をハシゴしたお陰で観たい映画がない。ネット検索で見つけたのがこの作品だった。16世紀イングランドの王室を舞台とした歴史映画である。何より観客の評価が高い。
イングランドの牧歌的でゆったりした風景とは裏腹に物語は、アップテンポで目まぐるしく展開する。田舎貴族の美しい姉妹であるアンとメアリーが主人公である。時の国王ヘンリー8世は跡継ぎの息子を待望するが后はもう子供を生めそうにない。姉妹の父親は姉のアンを国王の愛人にと画策するがアンの行動が原因で国王は人妻であった妹のメアリーを見初めてしまう。国王の愛人となったメアリーとその付添いのアンの宮廷生活が始まる。ここから国王を巡る姉妹の愛憎、后との攻防、姉妹の両親の葛藤、母の実家の野望などを絡めたドラマが始まる。逆転に次ぐ逆転の展開は推理小説を連想させ、近親相姦までも織り込んだ愛憎劇はシェイクスピアの戯曲を髣髴とさせる。いずれにしろ期待以上の作品であったことは間違いない。
映画のストーリーがどこまで真実なのか知りたくなった。イギリス国教会設立が国王ヘンリー8世のアンとの結婚が理由だとする展開には無理があると思った。帰宅後、ウィキペディアで検索すると映画のストーリーはほぼ歴史的事実だった。だとすればイギリス王室の恥ずべきスキャンダルをかくも赤裸々に映画化されることに驚くほかはない。
2時過ぎの遅い昼食を近くの千日前のカレーの「自由軒」で採った。昼食には遅すぎる時間にもかかわらず店内は7割方の客で埋められていた。注文は何といってもかの織田作之助も愛したという名物カレーだ。店内には「織田作文学発祥の店」「トラは死んで皮をのこす。織田作死んでカレーライスをのこす」と添えられた織田作の写真が誇らしげに掲げられている。いかにも大阪のおばちゃん風の店員が「名物カレー」を運んできた。混ぜ合わされたカレーとライスの盛りの真ん中に生卵が乗っかっている。独特の風味のカレーライスだったが、それ以上に歯の痛い私にとって奥歯の使用を要しない格好の昼食だった。

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