再発した腰痛とのお付き合い2010年10月29日

 カーテンに囲まれた狭い治療台でうつ伏せになっていた。15分間にセットされた電気マッサージに身を任せていた。パタパタと床を打つスリッパの音がする。患者と世間話しをする先生の声が聞こえる。それらの物音がだんだん遠くなる。いつのまにか眠気を催している。電磁波の発する締め付けるような刺激の中で、よくぞ眠れるものだと別の自分が感心していた。
 腰痛を再発して昨日から行きつけの整骨院に通院を始めた。先生は腰の筋肉に触れた途端、「だいぶ固くなってますね」と鈍痛の個所を見事に言い当てる。「今も歩いてるんでしょ。だからこの程度でおさまってるんです」。何度かの通院で私の日々のウォーキング習慣を覚えてもらっている。途端に気持ちが切り替わる。「なんでまた腰痛なんや」という気分が、「そうや、日頃の努力が報われてるんや」の気分に変わる。単純なものだが、この歳になるとこの切り替えが欠かせない。それを気づかせてもらった先生もたいしたものだ。
 昨日は労働委員会という行政機関の制度疲労を想った。今日は我が身の筋肉疲労を思い知った。

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