賄い飯の味わい ― 2010年10月30日
先日、ある会合で地元の自治会関係者を前に私の地域紹介サイト「にしのみや山口風土記」http://www.asahi-net.or.jp/~lu1a-hdk/yamaguti-hudoki.htm についてお話をさせて頂く機会があった。
その中でHP風土記の顧客は誰かについて次のように述べた。最大の顧客は山口の新興住宅街在住のリタイヤ世代の筈だ。これは私の公民館講座「山口風土記探訪」の受講者アンケートでも裏付けられる。延受講者84名中82%が新興住宅街在住者で60代、70代の方が90%を占める。新興住宅街も開発後多くの年数を経て成熟期を迎えている。それは住民の高齢化とも重なっている。終の棲家としてこの地に移り住んだ多くの人が、リタイヤを迎えてあらためてこの町のことを知り、見つめ直したいという想いが受講動機になっているようだ。次に山口の職場に赴任した外部在住者があげられる。とりわけ仕事柄この町のことを知っておきたい学校や公共事業関係者のアクセスが想定される。更に市南部や外部在住者で山口を訪ねて散策してみようと思った人が事前情報を得るためにアクセスされる場合も考えられる。
ではそうした顧客はHP風土記にどんな情報を求めているのだろう。上記の顧客たちはいずれも「旅人」という共通のキーワードがある。在住者といえど新興住宅街住民はいわば「異邦人」である。旅人たちが旅先で知りたい情報は何か。自分自身に置き換えて考えても、表面的な観光名所や観光客向けの気取ったグルメではない。地元に密着し継承されてきた伝統文化に息づく史跡や風物・風土であり、住民ならこそ知り尽くした地元食材の旬の味ではないか。それは言い換えれば、素材の特徴を知り尽くした料理人たちが、余った食材を使って自分たちのために巧みに調理した「賄い飯の味わい」にも似たものではないか。
HP風土記を、「賄い飯の味わい」を心しながら、在住者目線でビジュアルでタイムリーな地元情報として発信していきたいと結んだ。
その中でHP風土記の顧客は誰かについて次のように述べた。最大の顧客は山口の新興住宅街在住のリタイヤ世代の筈だ。これは私の公民館講座「山口風土記探訪」の受講者アンケートでも裏付けられる。延受講者84名中82%が新興住宅街在住者で60代、70代の方が90%を占める。新興住宅街も開発後多くの年数を経て成熟期を迎えている。それは住民の高齢化とも重なっている。終の棲家としてこの地に移り住んだ多くの人が、リタイヤを迎えてあらためてこの町のことを知り、見つめ直したいという想いが受講動機になっているようだ。次に山口の職場に赴任した外部在住者があげられる。とりわけ仕事柄この町のことを知っておきたい学校や公共事業関係者のアクセスが想定される。更に市南部や外部在住者で山口を訪ねて散策してみようと思った人が事前情報を得るためにアクセスされる場合も考えられる。
ではそうした顧客はHP風土記にどんな情報を求めているのだろう。上記の顧客たちはいずれも「旅人」という共通のキーワードがある。在住者といえど新興住宅街住民はいわば「異邦人」である。旅人たちが旅先で知りたい情報は何か。自分自身に置き換えて考えても、表面的な観光名所や観光客向けの気取ったグルメではない。地元に密着し継承されてきた伝統文化に息づく史跡や風物・風土であり、住民ならこそ知り尽くした地元食材の旬の味ではないか。それは言い換えれば、素材の特徴を知り尽くした料理人たちが、余った食材を使って自分たちのために巧みに調理した「賄い飯の味わい」にも似たものではないか。
HP風土記を、「賄い飯の味わい」を心しながら、在住者目線でビジュアルでタイムリーな地元情報として発信していきたいと結んだ。
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