娘から送られてきた花ちゃん画像の中に思わず微笑んでしまったものがある。キューピーちゃんの扱いに悩まし気なそぶりの花ちゃん画像である。
　先週花ちゃんちを訪問した時に娘の子どもの時の遊び相手だった大きなキュ―ピーちゃん人形を持参した。まだ１０カ月の花ちゃんの目には得体のしれない怖い物体と写ったようだ。以来、母ちゃんはキューピーちゃんに花ちゃんの入ってはいけないスペースに置いてとうせん坊の役割を命じた。今は父ちゃんの部屋の入口に横たわっている。
　花ちゃんは珍しい道具がいっぱいある父ちゃんの部屋が好きだ。ところが今は入口に苦手なキューピーちゃんが陣取っている。それでもやっぱり行ってみたい。おそるおそる近づいて怖いもの見たさの面持ちでキューピーちゃんを見つめている。親指を口に咥えてもう少し近づくかどうか悩んでいるかのような仕草がなんとも愛らしい。
　キューピーちゃんはいつになったら門番の役割から花ちゃんのを良い遊び友達に昇格するのだろう。