盛夏に忍び寄る秋の気配2022年08月02日

 早朝ウオーキングの定番コースの一角に有馬川沿いに建つ名来神社がある。神社前を折り返して天上橋、新明治橋を辿ってセブンイレブンでコーヒー片手に文庫本を読んで帰路に着く。天上橋と名来神社を繋ぐ有馬川沿い東側の土手道は季節を満喫する心地よい散歩道である。
 名来神社のふもとに”ポツンと一軒家”がある。隣家が全くない文字通りの一軒家である。有馬川と東の丘陵に囲まれた土手道から一段低い稲田の北の端に建っている。
 その一軒家の横の土手道を歩いていた。庭先には何本かの植樹に交じって栗の木が植えられている。土手道からは栗の木が真横に眺められる。葉っぱに埋もれるように鮮やかな黄緑のイガに包まれた栗の実が目に留まった。丸いイガの縁は光を浴びて淡い輪郭を描いていた。
 真夏が始まったばかりの季節である。盛夏に忍び寄る秋の気配を目にした。

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