禍の後の小さな喜び2007年01月27日

 深刻な病に侵されるという禍の後に小さな喜びがやってきた。
 昨年8月、私の個人HPの中に「にしのみや山口風土記」をアップした。老後のライフワークにしようと思って立ち上げた地域の紹介サイトである。5ヶ月を経過しアクセスカウントは2200を数え、意外と多くの訪問者があることに内心で驚いたり喜んだりしていた。
 1週間ほど前のことである。私の住む街にある小学校の先生からメールを頂いた。「授業の一環で地域の歴史や自然を教えたいと思ったが、適切な教材がなく困っていた所、『にしのみや山口風土記』を目にした。知りたかった情報が満載で、早速担当の3年生の児童にもプロジェクターで見せたところ好評だった。ついては作者に児童たちに直接話をしてもらえないか」という内容だった。
 私の住む地域は自然の環境に恵まれた歴史のある街である。休日の早朝には川沿いの豊かな自然を満喫しながらウォーキングを楽しんでいる。多くの人にこの地域の素晴らしさを知ってもらい、この自然の恵みをいつまでも守ってもらいたいと思った。そのことに少しでも貢献できればというのが地域紹介サイトを立ち上げた主要な動機である。
 頂いたメールは、こうした私の想いにかなったありがたい申し出だった。その後の打合わせで2月1日に児童たちに話をすることが決まった。小学3年生を対象とした話である。孫に恵まれていない私には想像を超える世代である。私の想いが彼らに伝わるような話ができるかどうか甚だ心もとない。思いっきりスベル懸念も大きい。ともあれライフワークの具体的な実践の場でもある。精一杯やってみよう。