退職挨拶状2008年05月12日

 リタイヤ二日目は、退職に伴う諸々の処理に着手した。何はともあれ友人・知人への退職連絡だ。60歳の定年退職の際は、同じ職場で引続き勤務することになっていたので、特に連絡はしなかった。ビジネスライフを卒業した今回ばかりは連絡が欠かせない。
 親会社やグループ会社の関係者は別途挨拶の機会があったので割愛した。社外の知人で最も多いのは、異業種交流会の仲間たちである。異業種交流会にはメーリングリストというIT時代の申し子ともいうべき便利なツールがある。メールアドレスを登録した100人近いメンバーにワンクリックで発信するという離れ業が駆使できた。
 残るは今なお交流がある学友たちと労組役員時代の社外の友人・知人である。ほとんどはメールアドレスが分らない。30数名の皆さんにはハガキによる挨拶状を送るほかなかった。年賀状と同じハガキ作成ソフトの助けを借りて住所録からの宛名印刷や本文の自動印刷が可能ではあるものの、メールに比べるといかにもカッタルイし、コストもかかる。とはいえ出来上がった挨拶状の実体が、メールには変えがたい重みを持っているのも事実である。