春をさがした2015年03月23日

 暖かな快晴の朝だった。家を出る時に思いついてポリ袋を持参した。確か、今の時期は土筆が採り頃だった筈だ。例年訪ねる土筆の自生スポットに足を伸ばした。行ってみて驚いた。いっぱいの土筆が自生している筈の原野は跡形もなく、掘り起こされて更地化している。開発の波はこんなところにも押し寄せ、住民の密かな楽しみを奪っていくのか・・・と詮無いつぶやきを吐いた。
 有馬川の土手道のさくら並木が嬉しげだった。朝日を受けて艶やかな枝が光っていた。枝先のさくらの蕾が丸々と膨らんでいる。春がすぐそばにやってきた。