現役同期のお花見会2015年03月31日

 現役時代の同期のお花見会があった。毎年恒例の会だが今回初めて参加した。1年前までの6年間、労働委員会の仕事で月に何度も乗降した地下鉄「天満橋駅」に11時半頃下車した。すぐそばの京阪シティーモールの総菜売り場でお弁当を、天満橋北詰のローソンでスーパードライのロング缶2本を調達した。川の北岸を東西に広がる南天満公園に入った。快晴の暖かな気候と通路の両側の八分咲きのさくら並木が絶好のお花見舞台を用意している。あちこちに花見客が陣取る横を抜けて東に向かった。ほどなくブルーシートに寛ぐ三人の仲間の姿を見つけた。
 三々五々に同期の仲間たちが姿をみせて最終的に10人の顔ぶれとなった。各自持参のお弁当やアルコールを適度に交換しながら宴席が始まった。誰が仕切るでもない気楽な席である。時に全体で時に隣り合わせの仲間内でてんで勝手に語り合う。リタイヤして5年以上経った。話題の中心は相互の近況であるが、時に現役時代のエピソードに及ぶこともある。それも今だから言えるといったホンネの曝露話があったりして面白い。ところで何しろ古希を間近に控えた面々である。呑む程にトイレが近くなる。そこは恒例のお花見の永久幹事の裁量が光る。シートの位置からほど良い距離に公衆便所が控えていた。
 ネクタイ姿の仲間のひとりがこれから仕事で顔を出すところがあるという。それを合図に集合写真を撮ることになった。誰かにシャッターを押してもらわねばならない。デジカメ持参の私の役回りと心得て、近くの母娘とおぼしきご婦人三人グループにお願いした。うっとおしいオジサンの頼みに20代の末娘がカメラを構えてくれた。
 先頃の三日続きの呑み会での深酒で、家内から呑みすぎ注意を厳命されて出かけた身である。3時頃には断りを入れて席を立った。昼酒の酔いに身をゆだねながら地下鉄天満橋駅に向かった。