ちょっぴりオジサンの感性も!2015年03月05日

 昨日、ボランティアコーディネーター会議があった。月に一度の11人のオバサンの中にたったひとりのオジサン(かくいう私)が加わる会議である。この会議に参加するようになってほぼ一年が経過した。それまではオバサンたちだけの会議だった。
 この会議に初めて参加して、永年積み上げられたオバサン会議のカルチャーに戸惑いを隠せなかった。レジュメがない。しばしば脱線する。私語が横行する。結論が曖昧だ。当然ながら時間ばかりが経過する等々・・・。ビジネス社会の会議に慣れた身には信じがたい面も多々あった。
 会議に慣れ、ある程度の人間関係もできた頃から、少しずつ意見を述べ始めた。書面提案をしたりした。オバサンたちの戸惑いもあったと思う。断定的な提案や結論先行のスタイルに抵抗感もあった筈だ。それでもある種の新鮮さはあったのではないかと思う。レジュメが作成されだした。責任者の交替もあり、徐々に雰囲気が会議っぽくなったようにも思う。
 オバサン会議に学ぶべき点は多い。ビジネス会議ではないのだ。あくまで自発的な形で参加するボランティアの世界である。彼女たちにとっては効率性以上に納得性や結論に至る過程が大切なのだ。時間をかけてもコンセンサスを積み上げて一致して行動に移す。これこそがボランティア世界での貴重なカルチャーなのだろう。
 それでもちょっぴりオジサンの感性も取り入れてほしいと思うが、多勢に無勢は如何ともしがたい。