民生委員の出番2015年03月24日

 民生委員の担当エリアにお住いの知人から連絡をもらった。「ご近所さんでここ一週間ほどご家族の姿を全く見かけなくなったお宅がある。回覧や自治会連絡などで訪ねても応答や気配がない。何かトラブルでもあったのではと懸念している。中学生のお子さんもいるので心配だ。民生委員さんには連絡しておいた方が良いと思ったので・・・」とのこと。
「それは気がかりですね。よく連絡してもらいました。民生委員の立場からも心配ですのですぐ調べてみます」と応じた。
 すぐに中学校に連絡し、面識のある教頭先生に事情を話し、生徒の消息を訊ねた。「事情があって急に転居することになったようだ。キチンと転校手続きもされているので心配はない。問い合わせに感謝する。地域で子どもたちの見守りがあることを嬉しく思う」。この情報を連絡を頂いた知人に折り返し伝えたことは言うまでもない。
 一連のやりとりを通じて、あらためて民生委員の役回りと日常活動の大切さを思った。連絡頂いた知人はチョイ呑みオヤジ会のメンバーでもある。気心が知れているので躊躇なく連絡してもらったのだろう。問合わせた教頭先生も中学のトライやるウィークの事前学習や入学式・卒業式の参列で面識がある。
 民生委員は社会的弱者の地域での身近な見守りや支援の窓口である。そうした役割を果たす上で民生委員であることが地域に認知され気軽に連絡できる存在であることが欠かせない。そうした存在として地域で認知されるためにも日常的な地域活動が求められている。