地元小学校の福祉学習支援2017年11月07日

 毎年この時期に地元小学校で車椅子体験の福祉学習が開催される。地区社協のボランティアセンターにそのサポート依頼があり支援協力している。今年も四年生の80名余りの児童の16台の車椅子を使用しての体験学習の支援に16名のボランティアの皆さんに協力してもらった。
 朝8時に小学校の会議室に集合し、市社協の担当者から進め方の説明を受け5カ所に分かれての担当分担を確認した。8時半に体育館に移動し生徒たちに自己紹介をした後、進め方を確認した。
 9時前からいよいよ体験学習が始まった。車椅子体験者と介助者の二人一組になって校舎の周囲を5カ所のポイントを回っていく。石段前後での車椅子の乗り降り、段差の乗り降り、下り坂スロープでの後ろ向き操作など多彩な体験がある。
 11時過ぎに体験学習を終えて体育館に集合した。市社協担当者から感想を求められた生徒たちが我先に挙手をして発言を求めている。感想を受けた担当者のまとめがなかなか良かった。「座ったまま外を移動することは思った以上に視線が低くなるなど車椅子に乗ってみて初めて分かることが多々あったと思う。介助者との意思疎通ができていない時の不安や怖さを口にして伝えることが大切。そうした体験を日常生活でもお友だちや家族との間で活かしてほしい」。
 12時半にスタッフとボランティアが再び会議室に集合し簡単な反省会の後解散した。