地区社協の”時短総会”2021年04月26日

 地区社協の26回目の総会が開催された。3回目の緊急事態宣言発令初日の開催だった。会場のコミュニティセンターも前日の自治会役員会で緊急事態宣言中の休館が急遽決められていた。もちろん既に準備完了だった翌日の地区社協総会の使用は例外とされた。
 事前に緊急事態発令初日の開催が想定されていたため、代議員である全役員にはグループライン等で、「例年2時間ほどの総会を1時間を目途とする」旨の”時短総会”をアナウンスしていた。
 開会1時間前に執行委員が集合しソーシャルディスタンスの座席配置や椅子テーブルの消毒、換気、購入したばかりのCO2検査機の設置等の感染対策の準備を整えた。開会時には代議員である役員22名、監査役、相談役、新任役員、市社協地区担当のオブザーバー4名の出席があった。委任状5名を含め21名の定足数を満たし総会成立が告げられた。
 冒頭の開会挨拶では、①緊急事態宣言中のコミセン休館に伴い期間中の地区社協の会議や活動を自粛せざるをえないこと②活動自粛が発言自粛になりかねない雰囲気だからこその総会での意見交換が大切さであること③今期策定予定の第9次地区福祉計画に向けて、「ウイズ・コロナ時代の地域社会の在り方」「超高齢社会の地域包括ケアの在り方」「未来を託す子育て・子供問題の地域支援」の3点から地域社会の在り方が問われていることに言及した。
 今回で3回目となる年配役員の議長により議事が進められた。「事業報告」「会計報告」「会計監査報告」が一括審議、一括採決された後、私から退任相談役を紹介し挨拶を受けた。地区社協設立以来25年間に及ぶ役員歴のご婦人である。IT化の進展とともに変遷した活動スタイルの感慨とともに、今後は一住民として地区社協の活動を見守りたいとコメントされた。
 続いて次期役員の提案があり承認後、新役員から教職だった現役時代の社協との関りを交えたコメントを伺った。「事業計画」「予算」が提案された後、質問が一件あった。地区社協と自治会や老人会等との関係の在り方を問う質問であり、私の所見を述べた。全議案が承認された後、議長のJR福知山線事故被災者やコロナ感染者への地域や地区社協の支援にふれた挨拶があり議事が終了した。副会長の閉会挨拶を11時に終えて非常事態宣言下の地区社協の”時短総会”が終了した。