４月２日のさくらウオークの１０日後の風景である。早朝ウオーキングのいつものコースの最寄りの公園にやってきた。公園奥にひと際大きいさくらの樹がある。ピンクの花弁をまとった太い枝を何本も公園内に差し出している。 枝から散ったさくらの花弁がびっしりと枝下の地面を覆っている。
　ウオーキングを終えて住宅街の戻ってきた。住宅街の丘陵をさくら並木が縁どっている。その縁取りと並行して街路が続いている。ここでもさくらの花びらじゅうたんを目にした。
　１０日前に八分咲きだったさくらは満開を過ぎて、半分以上の花弁が散り、路面は花びらじゅうたんの装いに変貌している。さくらの早すぎるはかない移ろいに心を寄せた。