地区社協総会の会長メッセージ2022年04月25日

 対面の地区社協総会を無事終了した。3年目を迎えるコロナ禍とロシアのウクライナ侵攻只中の総会だった。冒頭の会長挨拶で以下のようなメッセージを発信した。

 今、世界中が二つの過酷で理不尽な現実に遭遇しています。コロナ禍とロシアのウクライナ侵攻です。この現実にどのように耐え、どのように向き合うのかは地区社協にとっても無縁ではありません。
 コロナ禍が3年目を迎え、私たちの身近なところで深刻な影響を及ぼしています。外出自粛と地域活動や行事の中止でお年寄りの心身のフレイル(虚弱化)が進んでいます。自治会や地区社協等の地域組織の活動自粛で地域コミュニティそのもののフレイル化が進行しています。
 一方で地区社協の地区福祉計画の取組みの節目を迎えました。過去6年間の第8次計画を終え、第9次計画に着手しました。第8次計画の結果、専任役員28名、協力員23名と役員体制の強化がはかられ、隔月発行の広報紙のカラー化と役員による全戸配布が確立しました。運営面でも各分野でのグループラインによる迅速な情報共有が実現しました。また今年度からの第9次計画では5名の委員による計画策定が行われました。課題に応じて事業部長も参加しかつてない幅広い議論を経た計画策定でした。
 地区社協の強化された組織力と幅広い情報収集力でお年寄りと地域コミュニティのフレイル化に対応したいと思います。地区ネットワークの開催や地域交流拠点づくりでは事務局機能を果たし、地域コミュニティの”要”の役割を果たしたいと思います。
 コロナ禍に向き合い乗り越え、専制的な組織運営を排し、自由や民主主義という価値観を草の根で支えることで二つの過酷で理不尽な現実に対応したいと思います。