ちいさい秋見つけた2010年08月29日

 日曜日の朝、遅い散歩のスタートだった。少しの時間差が真夏の朝日の日差しを予想外に厳しいものにしている。背中に突き刺さる日差しがTシャツにじっとりと汗を滲ませた。
 それでも・・・・アブラゼミの襲いかかるような大合唱がいつの間にかなりをひそめ、ツクツクボウシの控え目なソロに取って代わっている。有馬川遊歩道のわだちの筋に沿ってさくらの落ち葉がカサカサと風に吹かれている。隣町の稲田を電線が縁どっている。「危険 イノシシよけ電柵 手をふれないで下さい」の看板が、収穫間近の稲穂の実りを物語っている。♪ちいさい秋 ちいさい秋 ちいさい秋見つけた♪
 小さな蓮池にやってきた。緑の大きな葉っぱに埋もれるようなピンクが浮かんでいた。ここばかりは真夏の朝の風景が色濃く残っていた。