イマドキの観光ガイドブック(スマホ対応アプリ付)2013年08月27日

 来月初旬に労働委員会の研修で久々に東京に一泊二日の出張がある。東京には、一昨年末の転勤で息子夫婦が暮らしている。いい機会なので家内も同行して出張後に一緒に息子夫婦を訪ねることにした。私の研修中は、家内は都内在住の従妹や息子の嫁に案内してもらえるようだ。
 そんな事情で久々の東京訪問を愉しむべく観光ガイドブック「まっぷる東京へでかけよう版」を購入した。200頁余りのムック版で税別857円だった。表紙の次の頁に「マップルリンク(地図とガイド情報のデジタル付録アプリ)」と称する袋綴じがある。二つ折りの封を切り開くと、マップルリンク・アプリのスマホへの入手方法が記載されている。生来の旺盛な好奇心が即座に入手操作に向かわせた。
 iPhoneのApp Storeにアクセスし、検索からマップルリンクのアプリを選択してダウンロードする。アプリを起動してトップ画面の「QRコード読み取り」ボタンをタップする。起動したQRコードリーダーを袋綴じに印刷されたQRコードにかざして読み込む。すぐに「マップルリンク」のアプリに「東京へでかけよう版」のデータが読み込まれた。トップ画面には「紙面ダウンロード」「スポット検索」「お気に入り」「地図を見る」の四つのメニューがある。
 「紙面ダウンロード」は、ガイドブックの紙面で気に入った頁だけをiPhoneに取り込む機能だ。重い冊子を手にしなくともスマホからその場で情報を入手できる。「スポット検索」は、ガイドブック掲載の「見る・遊ぶ」「グルメ」などのスポットの基本情報が掲載ページ、名称、ジャンルなどから即座に入手できる。「お気に入り」は必要なデータを呼び出しお気に入り登録しておく機能だ。早速、予約したホテルのデータを登録した。「地図を見る」は、東京全図のトップページから「地図切り替え」で、中心部や銀座、六本木などの詳細地図に切り替わる。地図を開いた状態で「周辺検索」ボタンをタップすればジャンル別のボタンが表示され、グルメをタップするとその地図上にあるグルメスポットが瞬時に表示される。
 何とも便利なものだが、これもスマホの普及と一体化したものだ。スマホを利用できない読者には無用の長物ではある。同じ価格でガイドブックを購入してもスマホ族か否かでその価値は格段に変わる。高い付加価値を利用できる側で良かった・・・などと身勝手な感想を抱きながら様々な操作を愉しんだ。