集客型イベントから訪問型よりそい事業へ2018年06月30日

 4月の地区社協第23回総会で今期の重点課題の第1に「集客型イベントから訪問型よりそい事業へ」という点を訴えた。地区社協も発足後22年を経て環境は様変わりした。ファミリー中心の人口拡大社会から人口減少化の超高齢社会への転換である。対象とする高齢者も元気なお年寄りより元気がなくなったお年寄りのウェイトが高くなっている。ところが地区社協の高齢者福祉の事業は依然として元気なお年寄りを対象とした事業が踏襲されている。そうした現状からの脱皮をめざしたのが前述の重点課題の趣旨である。
 この課題を担当する高齢者福祉部の態勢も一新された。従来の派遣役員の部長は専任役員に替わり、部員も民生委員二人と老人会派遣と老人会役員各1名の構成となった。高齢者福祉部会も既に2回開催された。テーマは9月開催予定だった「敬老のつどい」の見直しである。この点については前回の部会方針を受けて地区社協執行委員会でも最終的に見直し案が承認された。従来の小学校体育館での催し物と抽選会というイベントでなく75歳以上のお年寄り宅に地区社協メンバー全員で訪問しお祝いをお届けするという事業を実施する。
 新たな事業の実施に当たって乗り越えなければならないハードルも多い。それでも避けて通れない課題として乗り越えたい。